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「介護の悩みを安心に」仕事や生活と介護の両立を支える専門サービス

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「どう話せばいいかわからない…」親や兄弟との“お金と介護”の話し合いを先送りするリスク

60代で後悔しないための介護準備・終活実践塾

「親が元気なうちに、一度ちゃんと話しておかないと」 そう頭ではわかっているのに、どうしても切り出せない。

・介護が必要になったら、どこで暮らしたいか?
・延命治療についての希望は?
・実家のこと、お墓のこと、どう考えている?
・万が一の時、お金の管理は?

 

これらは、いつか必ず向き合うことになる、とても大切な話です。
しかし、いざ切り出そうとすると、「縁起でもない!」と親に怒られてしまうかもしれない 、「お金の話なんて生々しい」と気まずい空気になるかもしれない、「兄弟間で意見が違ったらどうしよう」 と、様々な不安がよぎります。
 

結果、「どう話せばいいかわからない」 まま、ついつい先延ばしにしてしまう 。
この「先延ばし」こそが、将来の大きなリスクの種になっています。

 

なぜなら、第2回、第3回でもお伝えした通り、親の介護は「突然」始まるからです 。
その「いざという時」に、家族間で何の合意もできていなかったらどうなるでしょう。

 

・治療方針、介護施設、費用の分担...。次々と迫られる決断の場で、家族が揉めてしまう。
・キーパーソンが誰なのかはっきりせず、手続きが滞る。
・親の本当の希望がわからないまま、家族が重い決断を背負うことになる。

 

準備をしていなかったことで、本来なら避けられたはずの混乱や、精神的・経済的負担 、さらには家族間の亀裂を生んでしまうことすらあるのです。
 

この最も難しく、最も重要なステップが、私たちが提唱する「解決の3ステップ」の2番目、「合意形成」です 。

「55歳からの介護・終活実践塾」では、この「合意形成」を単なる精神論で終わらせません。

4ヶ月のプログラムの2ヶ月目(第3講・第4講)は、まさに「家族対話」 がテーマです。

「家族との効果的な対話方法と合意形成のコツ」
「リビングウィルと医療・介護の意思決定サポート」

といった具体的な講義を通じて、どう切り出し、何を話し合い、どうまとめるか、その「技術」と「手順」を学びます。

さらに、スタンダードプラン以上では「家族会議サポート」 もご用意し、あなたが家族との対話を円滑に進められるよう、専門家が伴走します。
 

一人で悩んで先送りにし、将来の混乱を招くか。
それとも、「今」、専門家と一緒に「話し合いの技術」を学び、家族の安心を手に入れるか。
 

まずは90分の無料説明会 で、私たちがどのようにあなたの「家族会議」をサポートできるのか、その具体的な内容を確かめに来てください。

 

この記事を分かりやすくまとめた動画です。是非ご視聴下さい。
 

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1.11月2日(日)20:00~
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2025年10月27日 19:19

「もう、ひとりで抱えないで」―50代、60代からのキャリアと介護、”最悪の事態”を乗り越えた私だからこそ、伝えられることがある

日付なしオンラインサロン説明会

はじめに:なぜ私は、この事業に人生を懸けているのか

いつも私の発信をご覧いただき、ありがとうございます。キャリア&ライフプラントータルサポート代表の山岸 博幸です。

今回は、改めて自己紹介をさせていただくとともに、なぜ私が「キャリア」「介護」「生活設計」という3つのテーマを統合してサポートするという、他に類を見ない事業を立ち上げるに至ったのか。
その原点にある想いを、改めてお伝えしたく、この記事をかいております。

すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私の原点は、キャリアコンサルタントでありながら、自身の親の介護で心身ともに追い詰められた、壮絶な経験にあります。

そして、ある日、尊敬してやまない親を前に、心の内でこう叫んでしまいました。

『早く、この状況が終わってほしい...。』
『いつまで、生きているのかな...?』
『自分のキャリアも終わりかな?(詰んだかな?)』
『全く何で自分が犠牲にならなきゃいけないんだ?』
『全くもう...。疲れたなあ!!』


親を想う気持ちとは裏腹に、どうしようもないほどの負担感から、そんなことを願ってしまった自分。

その事実に、私は深い自己嫌悪に陥りました。

しかし、この経験こそが、私の人生を大きく変え、現在の事業を立ち上げる原点となったのです。

これは、特別な誰かの話ではありません。50代、60代という人生の岐路に立つ多くの人が直面する、しかし、あまりにも語られることの少ない、現実の物語です。

そして、もしあなたが今、かつての私と同じように孤独と不安の中で立ち尽くしているのなら、この記事を最後まで読んでみてください。

私がどうやってその暗闇を乗り越えたのか?
そして、その経験から生まれた「キャリア」「介護」「生活設計」を一体で支えるという答えが、あなたの明日を照らす一筋の光になるかもしれないからです。
 

順風満帆からの転落。二度の会社破綻と介護離職の危機が、私に教えてくれたこと

私のキャリアの出発点は、保険業界でした。約20年間にわたり、生命保険会社および生損保代理店で営業管理職を務め、ありがたいことに多くの表彰をいただくなど、仕事は順調そのものでした 。

当時は、「このまま会社員として勤め上げ、安定した人生を送るのだろう」と漠然と考えていました。

しかし、その「当たり前」は、ある日突然、崩れ去ります。
二度にわたる、勤務先の経営破綻と吸収合併です 。

昨日まで信じていた「会社」という存在がいかに脆いものであるか、そして、会社に依存したキャリアがいかに危険であるかを、骨身に染みて思い知らされました。

この強烈な経験が、「自分のキャリアは自分で創り上げなければならない」という意識を私に植え付け、キャリアコンサルタントへの転身を決意させたのです 。

新たな道へ踏み出し、まさにこれからという時でした。私を第二の、そしてさらに深刻な危機が襲います。親の介護問題です。

キャリアの再構築という大きな課題に取り組む中で、突如として降りかかってきた親の介護。
仕事の準備、新しい知識の習得、人脈作り。やらなければならないことは山積みです。

しかし、それと同時に、病院への付き添い、役所での手続き、日々の身の回りの世話といった介護のタスクが、容赦なく私の時間を奪っていきました。


キャリアへの焦り
介護の終わりが見えないことへの不安
経済的な負担
精神的な疲労
肉体的な疲労


これらが複雑に絡み合い、私の心と体を蝕んでいきました。

まさに、キャリアと介護という二つの危機が同時に押し寄せる「パーフェクトストーム」の只中にいたのです。

この経験を通して、私は一つの確信を得ました。
それは、「キャリアの問題」と「介護・生活の問題」は、決して切り離して考えることはできない、ということです。

キャリアプランを立てても、介護という予期せぬ事態で頓挫してしまう。
介護に専念しようとすれば、自身のキャリアが途絶え、経済的な基盤が揺らいでしまう。

この二つは、常に連動しているのです。この気づきこそが、後に「キャリア&ライフプラントータルサポート」という、他に類を見ない統合的支援サービスの根幹を成すことになります。
 

50代、60代を襲う「3つの崖」。なぜ、キャリア・介護・生活設計は”個別”に解決できないのか

私の経験は、決して特別なものではありません。むしろ、50代、60代という年代に差し掛かった多くの人が直面する、構造的な問題なのです。
私はこの問題を、「3つの崖」と呼んでいます。

  1. キャリアの崖
    会社員としてのキャリアが頭打ちになり、役職定年や早期退職といった現実に直面する時期です。これまでの経験を活かして転職や再就職を目指すのか、あるいは副業や独立といった新たな働き方に舵を切るのか?。
    人生100年時代を見据え、「第二のキャリア」の構築を迫られる、まさに崖っぷちの状況です。
     

  2. 介護の崖
    親が病気で倒れるなど、ある日突然、介護が始まる崖です。
    何の前触れもなく、昨日までの日常が一変します。
    誰に相談すればいいのか、何から手をつければいいのかも分からず、混乱と不安の中で時間だけが過ぎていく 。
    仕事との両立に行き詰まり、「介護離職」という選択肢が頭をよぎる、非常に危険な崖です。
     

  3. 生活設計の崖
    親の介護を通じて、自分自身の老後や将来設計について、現実問題として突きつけられる崖です。
    親の介護費用は誰が負担するのか。自分たちの老後資金は大丈夫か。
    もし自分に万一のことがあったら、障害を持つ子どもの将来はどうなるのか 。これまで漠然と先延ばしにしてきた「人生全体の設計図」の再構築を迫られます。

多くの方が陥りがちなのが、これらの崖を「別々の問題」として捉え、個別に対処しようとすることです。

キャリアのことはキャリアコンサルタントに、介護のことはケアマネージャーに、お金のことはファイナンシャルプランナーに...。
しかし、それでは根本的な解決には至りません。
なぜなら、この3つの崖は、地下で固い岩盤のようにつながっているからです。

例えば、介護のために今の仕事を辞める(介護の崖から飛び降りる)という決断は、あなた自身のキャリアを断絶させ(キャリアの崖から突き落とされ)、老後の資金計画を根本から覆します(生活設計の崖をも崩壊させてしまいます)。

一つの崖への対処が、他の崖をより険しくしてしまう。
この相互関係を理解せずして、真の安心は手に入らないのです。
だからこそ、これら3つの課題を一つのテーブルに乗せ、全体を俯瞰しながら最適解を導き出す「統合的アプローチ」が絶対に必要となるのです。
 

「もう誰も、私と同じ道を歩ませない」ワンストップ支援に込めた誓い

「キャリア」「介護」「生活設計」。この3つの崖の間で身動きが取れなくなり、孤独と絶望の淵をさまよった私だからこそ、強く心に誓ったことがあります。

「もう二度と、誰も私と同じ道を歩ませない」

この誓いを形にしたのが、私が運営する「キャリア&ライフプラントータルサポート」です。その最大の特徴は、あなたが抱える「キャリア」「介護」「生活設計」の悩みを、一つの窓口でまとめてサポートする「ワンストップ支援」にあります 。

私が目指すのは、単なるアドバイザーではありません。
あなたの人生というプロジェクト全体をマネジメントする、信頼できる「伴走者」です。

突然始まる介護への戸惑いや不安に寄り添い、約5,200名のキャリア相談実績を基にあなたにとって最適な仕事と介護の両立プランを一緒に考えます 。

そして、介護には法律、不動産、相続など、様々な専門知識が必要となる場面が必ず訪れます。私自身が一人で奔走し、苦労した経験から、各分野の専門家との強固なネットワークを構築しました。

司法書士、行政書士、税理士、弁護士、不用品買取業者、不用品処分業者、不動産業者といったプロフェッショナルたちと連携し、あなたが必要とする専門知識を、必要なタイミングで的確にお届けする 。

それぞれの専門家を、自分自身の相談内容を解決できる専門家、直面の課題を正しく、しかも迅速に解決できる本当のプロの専門家を見つけることは実際にはそう簡単なことではありません。

私に相談するだけで、問題解決に必要なチームが、あなたの後ろには控えているのです。

この事業の目的は、ただ問題を解決することだけではありません。

私たちのサービスを通じて、

「介護の悩みを安心に」変えること
「介護者も被介護者も笑顔の終活」を実現すること
「人生100年時代を活き活きと生き、働くこと」を実現すること


です。

それが、私の掲げる最大のミッションです。

先の見えない不安を、未来への具体的な計画へと変えていく。そのための羅針盤となることが、私の存在意義なのです。
 

私たちが、”一緒に”解決できること:サービス内容のご案内

キャリア&ライフプラントータルサポートでは、あなたが直面する課題に応じて、具体的で実践的なサポートを提供します。これまで約5,200名のキャリア相談に応じてきた経験 を土台に、一人ひとりの状況に合わせたオーダーメイドの支援を行います。
 

個人のお客様へ

前述の「3つの崖」を乗り越えるためのトータルサポートを提供します。

  • キャリア支援

    • こんなお悩みを解決します:

      • 「今の仕事を続けながら介護できるだろうか?」

      • 「この歳で、新しい働き方は見つかるのか?」

    • 具体的なサポート内容:

      • 介護と仕事を両立するためのキャリアカウンセリング

      • ミドルシニアの転職・再就職支援

      • 複業・独立に向けた準備コンサルティング

  • 介護支援

    • こんなお悩みを解決します:

      • 「親が倒れた!まず何をすればいい?」

      • 「誰に、どこに相談すればいいか分からない...。」

    • 具体的なサポート内容:

      • 突然の介護発生時の初期対応アドバイス

      • 複雑な行政手続きのナビゲーション

      • 弁護士、司法書士など専門家ネットワークへの連携

  • 生活設計

    • こんなお悩みを解決します:

      • 介護施設の選び方のポイントや費用について

      • 「自分に万一のことがあったら、この子はどうなる?」
        (障がいを持つお子様)

      • 「老後の資金や生活が漠然と不安...。」

    • 具体的なサポート内容:

      • 障がいを持つお子様の将来設計サポート

      • 適切な介護施設のご紹介

      • 「人生100年時代」を見据えたライフプランニング

      • 「ラブポチ信託」(ペット信託)に関するご相談

ペットを飼われているお客様へ

50代以上の方にとって、ペットはかけがえのない家族の一員です。

  • 「自分が入院したら、この子はどうなるのだろう」「将来の介護が不安で、新しいペットを迎えるのをためらってしまう」といった声にお応えします 。

  • あなたに万一のことがあっても、大切なペットが安心して生涯を暮らせるように備えるためのペット信託「ラブポチ信託」の普及推進も行っています 。
     

法人(経営者・人事担当者)のお客様へ

社員の介護離職は、今や企業にとって無視できない経営課題です。
経験豊富な中核社員を失うことは、企業にとって計り知れない損失となります。

  • 介護離職を未然に防ぐための、法人向けコンサルティングを提供しています 。

  • 具体的なサポート内容:

    • 社員向けの介護セミナーの開催

    • 社内に専門の相談窓口を設置し、専門家が定期的にカウンセリングを行う支援
       

「安心」への第一歩は、話すことから。まずはお気軽にご相談ください

ここまで長い文章を読んでいただき、本当にありがとうございました。

もし、あなたが今、キャリア、介護、生活設計のいずれか、あるいはそのすべてに悩みを抱えているのなら、どうか一人で抱え込まないでください。

かつての私がそうであったように、問題が複雑に絡み合っている時ほど、人は思考の迷路にはまり込み、身動きが取れなくなってしまいます。そんな時、最も大切なのは、信頼できる誰かに「話す」ことです。

あなたの状況を整理し、課題を一つひとつ可視化し、解決への道筋を一緒に見つけ出す。そのための最初のステップとして、まずは私にお話をお聞かせください。

初回のご相談は、あなたの不安を吐き出すための時間です。無理な勧誘などは一切ありませんので、ご安心ください。
「安心」への第一歩は、話すことから始まります。あなたからのご連絡を、心よりお待ちしております。
 

事業者情報

屋号 キャリア&ライフプラントータルサポート
代表 山岸 博幸
所在地 〒331-0814 埼玉県さいたま市北区東大成町1丁目423番地
    さくらヴィレッジ707号室
電話番号 090-3903-8408
受付時間 9:00〜19:00(土・日・祝日も営業しております)
ウェブサイト https://career-life.org/

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▼オンラインサロン無料説明会の詳細・お申込みはこちらから
①11月06日 (木) 20:00〜 21:00
 https://kaigosalon.peatix.com/

②11月26日 (水) 20:00〜 21:00
 https://kaigosalon2.peatix.com/

2025年10月26日 15:44

あの日、私の「普通の毎日」は、ぷつりと音を立てて終わった。

日付なしオンラインサロン説明会

「介護」という二文字が、自分ごとになるなんて思ってもみなかった。


それは、テレビの中の遠い話。
いつか来るかもしれないけれど、まだ先のこと。

あなたも、そう思っていませんでしたか?

私にとっての「あの日」は、一本の電話から始まりました。

受話器の向こうから聞こえる緊迫した声。
病院の白い天井。

そこから、まるで終わりの見えない長いトンネルに入り込んだような日々が始まりました。

仕事の合間に病院に駆け込み、役所の手続きに追われる。

親の弱っていく姿に胸を締め付けられながら、自分の時間はどんどん削られていく。

将来への漠然とした不安に、夜中に一人で涙がこぼれる。

心配してくれる友人にさえ、「大丈夫」と嘘をついてしまう。

誰にも本当の辛さを言えない。

言ったところで、この気持ちは分かりっこない。

そんな孤独感が、ナイフのように心を突き刺す。

もし、あなたが今、このトンネルの中でたった一人、膝を抱えているのなら、伝えたいことがあります。

その痛みも、焦りも、そして「もう頑張れない」と思ってしまう夜も、決してあなたが弱いからではありません。

それは、あなたが大切な家族を想い、たった一人で想像を絶する重圧と戦っている証です。

私たちは、その戦いを知っています。
 

だからこそ、作りました。
鎧を脱いで、弱音を吐いて、涙を流してもいい場所を。

「辛いね」とただ頷き合える仲間がいる、心安らぐ場所を。

まずは、私たちの想いを聞いてみませんか?
顔も名前も出さなくて大丈夫。

ただ、そこにいるだけでいい。 そんなオンラインサロンの説明会を開催します。

あなたのための場所と出会うチャンスが、ここにあります。
 

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2025年10月25日 20:55

「何から始めればいいか不明」な人が陥る"情報迷子"。介護・終活の不安を解消する「解決の3ステップ」

60代で後悔しないための介護準備・終活実践塾

「親の介護や終活について、考えないといけない」

そう思ってインターネットで検索を始めると、膨大な情報に圧倒されてしまった...。

そんな経験はありませんか?
 

「介護保険?」
「地域包括支援センター?」
「エンディングノート?」
「遺言?」
「実家の片づけは?」
「お墓はどうする?」

 

調べれば調べるほど、やるべきことの多さに気が遠くなり、「何から始めていいか不明」 というスタート地点に戻ってきてしまう。 

そして、不安や心配ばかりが募り 、結局「つい先送りに...。」 してしまう。

これが、多くの方が陥る「情報迷子」の状態です。
 

この迷路から抜け出すために必要なのは、情報をやみくもに集めることではありません。複雑に見える問題を、シンプルな手順に分解することです。

「55歳からの介護・終活実践塾」では、この複雑な問題を解決するために、たった3つのステップ に沿って、あなたを4ヶ月間サポートします。

【解決の3ステップ】

ステップ1:見える化(課題や不安の整理)
まずは、あなたが今抱えているモヤモヤした不安や課題を、すべて書き出して整理し、明確にします 。

「お金が心配」
「兄弟が非協力的」
「親とどう話せばいいかわからない」
「自分の仕事と両立できるか」

 

問題の正体がはっきりすれば、対策の半分は終わったようなものです。
(講座の1ヶ月目では、まさにこの「自己理解と課題確認」 に集中的に取り組みます)
 

ステップ2:合意形成(家族や関係者との対話)
介護や終活は、あなた一人で決めることではありません。
 

「親御さんの意向」
「ご兄弟の考え」
「配偶者の理解」

 

関係者との認識を一致させることが不可欠です 。

 
しかし、この「話し合い」が一番の難関でもあります。
(講座の2ヶ月目では、「家族対話と資源整理」 をテーマに、効果的な対話の方法や合意形成のコツを学びます)
 

ステップ3:実行(具体的な行動計画)
課題が見え、家族との方向性が合ったら、いよいよ具体的な行動計画に移します 。 エンディングノートの作成 、家計や将来資金の計画 、医療や介護の意思決定 など、やるべきことをリストアップし、実行していきます。
 

一人では挫折しがちなこのステップも、専門家のサポートと仲間のいる環境 があれば、着実に進めることができます。
 

この3つのステップを順番に、着実に踏んでいくこと。
それこそが、「情報迷子」から抜け出し、「後回し」を卒業する唯一の道です。

 

「55歳からの介護・終活実践塾」のプレセミナーでは、この3ステップをどのように実践していくのか、さらに詳しくお伝えします。

「何から始めれば...?」と立ち止まっているあなたの、確実な第一歩を、私たちが全力でサポートします。
 

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6.11月22日(土)20:00~
  
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2025年10月23日 22:17

地獄の沙汰も金次第! 第6話 深夜1時の電話「母が倒れた」その時、子は無力さを知る

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深夜1時。
けたたましく鳴り響くスマホの着信音で、あなたは叩き起こされます。


ディスプレイに表示されたのは、見知らぬ番号。


恐る恐る通話ボタンを押すと、聞こえてきたのは、冷静で、しかし有無を言わせぬ事務的な声でした。

「救急隊の者ですが、〇〇さん(あなたの親の名前)のお身内の方でしょうか。お母様が、ご自宅で倒れているのを発見されまして...」

血の気が引く、とはこのことでしょう。
 

頭が真っ白になりながら、あなたはパジャマのまま車に飛び乗り、病院へと向かいます。しかし、そこであなたを待っているのは、親の安否への不安だけではありません。

これまで見て見ぬふりをしてきた「ツケ」を、現金で、しかも即金で支払わされる、地獄の始まりです。

第一の壁:一枚の紙が、親の命を左右する

なんとか病院に駆けつけると、医師からの説明もそこそこに、事務員から数枚の書類が差し出されます。

・入院同意書

・身元保証書

・治療費の支払保証書

「ここに、ご署名をお願いします」
当たり前のように言われるその一言が、あなたの動きを止めます。


身元保証人? 親族とはいえ、軽々しくサインしていいものなのか?


支払保証? いったいいくらかかるんだ?
そして、意識のない親の入院に、自分が同意してしまっていいのか?

この一枚の紙にサインできなければ、必要な治療が受けられないかもしれない。その恐怖が、あなたの判断力を鈍らせます。これは、多くの50代が突然直面する、「保証人クライシス」です 。

混乱の中、なんとか書類を書き終えたあなたに、次なる試練が訪れます。 「当面、入院に必要な費用ですが…」

提示された金額に、あなたは愕然とします。
差額ベッド代、食事代、もろもろの雑費...。

親の預金から支払おうにも、本人の意識がなければ、たとえ子供でも1円たりとも引き出すことはできません。 

これが、第1話で警告した「資産凍結」の、最も残酷な現実です。

結局、あなたは自分の貯金を取り崩し、費用を立て替えるしかありません。親の介護費用は、平均で500万円以上かかるとも言われています。


その支払いが、今日、この瞬間から始まったのです。

第三の壁:神の領域に、足を踏み入れる覚悟

そして、最大の悪夢が訪れます。 医師があなたを呼び止め、静かに、しかし厳粛にこう告げるのです。

「今後の治療方針についてですが...。万が一の場合、延命治療は希望されますか?」

延命治療

その言葉の重みに、あなたは呼吸すら忘れます。親が元気な頃、そんな話、一度もしたことがなかった。親自身はどう思っているのか、知る由もない。尊厳死を望んでいるのか、それとも、一日でも長く生きたいのか ?
兄弟はなんて言うかな?自分一人で決めてしまっていいのか?

親の命の終わり方を、あなたが決めなければならない。

何の準備も、覚悟もないまま、あなたは神の領域に足を踏み入れることを強制されるのです。

この連鎖を断ち切るために

親の突然の入院は、単なる不運ではありません。それは、これまで先送りにしてきた問題が、一斉に牙を剥く「人災」です。

資産凍結、介護難民化、不都合な10年間、家族間のコミュニケーション不足...。これらの問題の根本にあるのは、やはり未来設計図の不在です。

では、どうすればこの最悪のシナリオを回避できるのか?
それは、親が元気なうちに、しっかりと家族で話し合い、事前の準備をしっかりとしておくことです。

これは、来るべき危機を後回しにせず、「自分ごと」として捉え、具体的な計画に落とし込むための「人生の防災訓練」をしっかりしておくことに他なりません。

終末期医療の希望から、いざという時のお金の話まで、元気なうちに家族と意思疎通を図り、「もしも」の時に迷わないための準備を、専門家と共に行うことができます 。

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3.10月26日(日)20:00
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4.11月2日(日)20:00
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まとめと「今日の小さな一歩」
深夜にかかってくる一本の電話。それは、あなたの人生を一変させるゴングです。
 

その時、後悔しても、もう遅い。

必要なのは、知識でも、覚悟でもなく、ただ一つ「事前の準備」だけです。
 

今日の小さな一歩:親の「お薬手帳」の写真を撮らせてもらう。

「どんな薬を飲んでるか、念のため知っておきたくて」と、さりげなく切り出してみてください。

その一枚の写真が、救急搬送された時、医師が治療方針を決めるための、何より重要な情報源になります。
 

そしてそれは、親の命と未来について話し合う、最初の、そして最も大切な一歩になるのです。

2025年10月21日 20:07

「もう限界…」親の介護が辛いと感じるのは、あなたが優しい証拠です

笑顔の介護 (プレゼンテーション)

夜、家族が寝静まった後、たった一人でスマートフォンを見つめているあなたへ

「親の介護 つらい」 「介護 限界」
そんな言葉を、誰にも見られないように、そっと検索窓に打ち込んだのではないでしょうか。

もしそうなら、まず一番にお伝えしたいことがあります。


親の介護を「辛い」と感じてしまうこと。それは、あなたが冷たい人間だからでも、親不孝だからでもありません。

むしろ、あなたが、どうしようもなく優しい人間であることの、何よりの証拠なのです。

なぜ、優しい人ほど「辛く」なるのか

考えてみてください。もしあなたが、親のことなんてどうでもいい、と思っていたら。きっと、ここまで辛くはならないはずです。

「ちゃんと見てあげたい」 

「できる限りのことをしてあげたい」

 「穏やかに過ごしてほしい」

その深い愛情があるからこそ、理想と現実のギャップに苦しむのです。

思うように動いてくれない親への苛立ち。

昔とは変わってしまった親の姿への悲しみ。そして、そんな風に感じてしまう自分への、耐えがたい罪悪感。


その一つ一つの感情は、すべてあなたの優しさと責任感から生まれています。あなたは、大切な親御さんの人生を、自分の人生の一部として、真正面から背負おうとしている。だからこそ、その重みに心が軋む音を立てるのは、あまりにも自然なことなのです。

「私だけがおかしいの?」という孤独感

「こんな風に感じるなんて、なんてひどい娘(息子)なんだろう」 「周りの人は、もっとうまくやっているに違いない」
そうやって、自分一人を責めていませんか?

私も本当にそのような状況でした。

日本では、毎年10万人以上の人が、あなたと同じように介護を理由に仕事を辞めています。それは、統計上のただの数字ではありません。10万通りの、声にならない悲鳴であり、誰にも言えない葛藤の物語です。

多くの人が、あなたと同じように「辛い」と感じながら、それを口に出せずにいます。「親の介護は子供がやるべき」「弱音を吐くべきではない」そんな社会の無言の圧力の中で、たった一人、孤独に戦っているのです。

今、あなたにしてほしい、たった一つのこと


この記事を読んで、すぐに何かが解決するわけではないかもしれません。

介護の現実は、そんなに甘いものではないことを、あなたが一番よくご存知のはずです。

でも、今夜、これだけは自分に許可してあげてください。

「辛い」と感じることを、許してあげること。


「ああ、私、今すごく辛いんだな」「疲れているんだな」と、ただ認めてあげる。

まずはそこからスタートしてみて下さい。

それは、介護を投げ出すこととは全く違います。


むしろ、明日からも大切な親御さんと向き合っていくために、あなた自身の心を守るための、最も重要で、最も尊い第一歩なのですから。

この記事は、そんなあなたのための「避難場所」です。


ここでは、綺麗事も、建前もいりません。あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな場所にしていきたいと思っています。

あなたのその優しさが、あなた自身を壊してしまう前に。 

どうか、自分を責めるのをやめてください。


あなたは、十分に、本当に十分に、頑張っています。

悩みやストレスを抱えているとき、つい「自分だけで何とかしなきゃ」と思ってしまうことがあります。

でも、誰かに話すことで、心の中に溜まっていた重たい気持ちが、少しずつほどけていくことがあります。

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親の介護がつらいと感じている方、介護離職を考えている方へ

 

2025年10月20日 13:56

その電話は、突然鳴る。親の介護が「他人事」でなくなる日 〜原因のトップ3は脳卒中・骨折・認知症〜

60代で後悔しないための介護準備・終活実践塾

穏やかな日常は、一本の電話で一変することがあります。

「お父さんが、転んで動けないの!」 「救急車で運ばれたって、病院から連絡があって…」
 

考えたくないことですが、親の介護が必要になるきっかけは、多くの場合、このように突然訪れます。


厚生労働省の調査によると、介護が必要となった主な原因の上位は、
「認知症(16.6%)」
「脳血管疾患(脳卒中など)(16.1%)」
「骨折・転倒(13.9%)」

となっています 。
 

これらは、誰にでも、いつ起きてもおかしくない事態です。

昨日まで元気だった親が、今日から人の助けを必要とする。その瞬間から、家族の生活は一変します。

私自身の父もそうでした。 2023年3月6日、当時87歳だった父は、間質性肺炎で緊急入院 。

そこから2ヶ月間の入院生活を経て、要介護1の認定を受けました 。
退院後の生活をどうするか、施設を探し、手続きを進め...。
あっという間に時間は過ぎていきました。


この時、私は実質的には何の準備もしていない状態でした。
まさに資格を持っていたり、表面的な知識を持っていても、全く役に立たないということを思い知らされました。

・入院費用はどうする?
・父の口座からお金を引き出せるか?
・カードはどこにある?暗証番号は?
・母親の世話はどうする?
・仕事はどうする?
・退院後はどうする?
・兄弟とはどう連携する?

 

次から次へと押し寄せる「決めなければならないこと」の波に、完全に飲み込まれてしまい、精神的にも、経済的にも、そして時間的にも、計り知れない負担がのしかかり、心身ともに本当に疲弊しました。
(これは、実際に介護者にならないと、理解できないかもしれません。)
 

準備が遅れることは、緊急時の混乱を招き、家族全員の負担を増大させることに直結するのです 。

だからこそ、私は「55歳からの介護・終活実践塾」を通じて、転ばぬ先の杖をご提供したいと考えています。


この講座では、突然の事態に備え、冷静な判断ができるように、

1.課題や不安を「見える化」する
2.家族や関係者と「合意形成」する
3.具体的な計画を「実行」に移す
という3つのステップで、あなたとご家族をサポートします。
 

「まだ先のこと」と思っている「いつか」は、明日やってくるかもしれません。 まずは90分のプレセミナー(無料)に参加して、その日に備えるための第一歩を踏み出しませんか?

心に余裕がある「今」だからこそ、できることがあります。

<プレセミナーのご案内>
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2025年10月19日 21:04

なぜ、わかっているのに動けない? 親の介護と自分の終活、つい後回しにしてしまう"5つの心理的なワナ"

60代で後悔しないための介護準備・終活実践塾

「親のことも、自分の老後のことも、そろそろ真剣に考えないとな…」

あなたは今、そう思いながらも、日々の忙しさに追われて具体的な一歩を踏み出せずにいませんか?

頭の片隅では常に気になっている。重要だとわかっている。でも、何から手をつけていいかわからなかったり、なんだか気が重くて話題にするのを避けてしまったり...。

実は、あなただけではありません。多くの方が「重要だけど、緊急ではない」と感じ、介護や終活といったテーマを後回しにしがちなのです。

しかし、その「いつかやろう」が、ある日突然、後悔に変わることがあります。 私の父も、87歳の時に間質性肺炎で緊急入院し、そこから一気に介護が必要な生活になりました。 親の介護は、本当に突然始まるのです。

では、なぜ私たちはこれほど重要なことを先延ばしにしてしまうのでしょうか? そこには、多くの人が陥りがちな"5つの心理的なワナ"が隠されています。

  1. 「まだ早い」という思い込み: 親が元気なうちは、どうしても実感が湧きにくいものです。

  2. 「死や老い」への無意識の抵抗: このテーマに向き合うこと自体が、精神的に負担に感じてしまう。

  3. 情報過多による思考停止: 何から始めればいいのか分からず、調べるほどに混乱してしまう。

  4. 家族との関係性への懸念: お金や介護の話を切り出して、関係が気まずくなるのを恐れてしまう。

  5. 日々の忙しさという言い訳: 「時間がある時にやろう」と、目の前のタスクを優先してしまう。

    これらのワナに、一つでも心当たりはありませんか?この「後回し」を卒業し、将来の不安を安心に変えるための第一歩を踏み出すお手伝いをしたい。そんな想いで、私たちは**「55歳からの介護・終活実践塾」**を始めました。

この講座は、単なる知識提供の場ではありません。4ヶ月という期間をかけて、課題を「見える化」し、家族との「合意形成」をサポートし、具体的な「実行」に移すまでを伴走するプログラムです。

まずは、あなたが今抱えているモヤモヤや不安を整理してみませんか? 90分の無料説明会では、なぜ今準備が必要なのか、そして具体的に何をすべきなのかを、分かりやすくお伝えします。

「いつか」ではなく「今」行動することで、あなたの、そして大切なご家族の未来の選択肢は、確実に広がります。

50代管理職のあなたへ。その「まだ大丈夫」、が危ない。 ~キャリアの崖、突然の介護、見えない老後。手遅れになる前に打つべき「次の一手」とは?~
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2025年10月18日 22:14

地獄の沙汰も金次第! 第5話 実家がゴミ屋敷になる前に。親が発する「静かなSOS」の見つけ方

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久しぶりに帰った実家。
なんだか、ちょっと空気が違う。 昔はいつも整頓されていたはずのテーブルに、郵便物や新聞がなんとなく溜まっている。

冷蔵庫を開けると、少し前に買ったはずの牛乳が賞味期限切れのまま奥の方に...。

「まあ、年を取るとこんなものかな」

そう自分に言い聞かせて、見て見ぬふりをしてはいませんか?

実はそれこそが、数年後にあなたの実家が手のつけられない「ゴミ屋敷」と化し、親子関係までもが崩壊しかねない、極めて危険な分かれ道なのです。

衝撃的なゴミ屋敷は、ある日突然生まれるわけではありません。
それは、親が発する無数の「静かなSOS」が、誰にも気づかれずに積み重なった、悲しい結果です。今回は、その取り返しのつかない事態になる前に、私たちが気づくべき「兆候」と、今すぐ打てる「予防策」についてお話しします。

なぜ「崩壊のサイン」を見逃してはいけないのか?

一見些細な変化は、親の心身に起きている深刻な問題の表れです。

 

1. 認知能力の低下という「静かなる敵」
「片付ける」という行為は、「要る・要らないを判断し」「分類し」「元の場所に戻す」という高度な脳の働きを必要とします。
郵便物を溜め込む、同じものを何度も買ってくる、賞味期限を管理できない…これらは認知症の初期症状の可能性があります。

 

2. 体力の衰えという「避けられない現実」
ゴミをまとめて、指定された曜日にゴミ捨て場まで運ぶ。若い頃は何でもなかったこの行為が、高齢者にとっては大変な重労働です。
膝や腰の痛みが、その一歩を億劫にさせ、家の中にゴミが溜まる最初のきっかけになります。

 

3. 社会からの孤立が生む「心の闇」
気力や関心が薄れ、人との交流がなくなると、家を綺麗に保つ動機も失われます。散らかった家を他人に見られるのが恥ずかしくなり、さらに人を遠ざける...。この悪循環が、親を社会から孤立させ、セルフネグレクト(自己放任)へと追い込んでいくのです。

このSOSを放置すれば、ホコリによる健康被害、害虫の発生、最悪の場合は火災につながります。そして何より、これは第4話で語った「不都合な10年間」が本格的に始まった証拠であり、資産凍結(第1話)や介護難民化(第3話)へのカウントダウンが始まったゴングの音なのです。

じゃあ、どうすればいいのか?【今日からできる予防策】

「なんで片付けないんだ!」と怒鳴るのは最悪の選択です。
親のプライドを傷つけ、心を閉ざさせるだけ。必要なのは、非難ではなく、愛情に基づいた予防と支援です。

  • 予防と支援の具体的内容例 
    1. 「チェックリスト」でさりげなく確認する
     ・郵便受け: 何日分も溜まっていないか?

     ・薬: 飲み忘れや、管理ができているか?
     ・服装や身だしなみ: 季節に合っているか、清潔か?

    2. 「手伝う口実」を作る
     「片付けよう」と正面から言うのではなく、「この古い雑誌、重いから運ぶの手伝うよ」「高いところの電球、替えておこうか?」など、具体的な口実を作って、自然な形 
     で

    3. 専門家と繋がる
     少しでも「おかしいな」と感じたら、一人で抱え込まず、親が住む地域の「地域包括支援センター」に相談してください
     彼らは介護のプロであり、家族だけでは気づけない問題点を指摘し、必要なサービスに繋いでくれます。
      ・家のことに関わっていきましょう。
      ・冷蔵庫: 明らかに古い食材や、同じものが複数ないか?
      ・カレンダー: 今日の日付に印がついているか?
       実家に帰った際、以下の点をそれとなくチェックする習慣をつけましょう。

この連鎖を断ち切るために

実家の散らかりは、氷山の一角にすぎません。その根本にあるのは、第4話で指摘した「不都合な10年間」に対する未来設計図の不在です。

お金、健康、住まい、家族関係...。

これらの問題が複雑に絡み合った結果が、「片付けられない」という形で噴出しているのです。この根本原因を解決しない限り、どんな予防策もその場しのぎに終わってしまいます。

では、どうすれば未来の設計図を描けるのか?

そのための最強のツールが、「私と家族の100年ライフ見える化ノート 体験ワークショップ」です 。  

これは、漠然とした不安を「見える化」し、具体的な計画に落とし込むための、まさに「人生の防災訓練」 。専門家のナビゲートのもと、未来に起こりうる課題をシミュレーションし、今から打つべき手を明確にします 。
実家の問題も、この大きな設計図の一部として捉えることで、根本的な解決への道筋が見えてくるのです 。  


▼「見て見ぬふり」を卒業し、未来の安心を手に入れる
~まずは「私と家族の100年ライフ見える化ノ ート」の体験を~

 

まとめと「今日の小さな一歩」

実家の些細な変化は、親があなたに助けを求めているサインです。
それは、これまで語ってきた全ての危機が、すぐそこまで迫っているという静かな警告なのです。

このSOSから目を背ければ、待っているのは後悔だけです。
 

今日の小さな一歩:次に親と電話する時、「最近、何か困ってることない?」と、いつもの会話に一言だけ付け加えてみる。

その一言が、親の固く閉ざした心の扉を開ける、最初の鍵になるかもしれません。

2025年10月04日 19:27

シニア向けChatGPT講座を終えて。AI時代に私たちが後世に伝えるべき「大切な使命」

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本日、私が講師を担当させていただいているNPO法人さいたまシニアパソコン友の会の「シニア向けChatGPT活用講座」が、前期の全11講を無事に終えました。

昨年の後期コースから合わせると、約50名の方々がこの新しい学びの場を卒業されたことになります。
NPO法人さいたまシニアパソコン友の会

「講座は今日で終わりだけど、私のChatGPTとの付き合いは今日からが本番ね!」

最終日にそう言って笑う受講生の方の晴れやかな顔を見て、胸がいっぱいになりました。この講座を通じて、私自身が学んだこと、そして受講生の皆さんと共有した未来への想いを、ここに書き留めておきたいと思います。

「面白い!」「生活が変わった!」AIが拓くシニア世代の新たな可能性

「先生、AIって何だか怖いものだと思ってたよ」
初回の講座では、そんな声も少なくありませんでした。しかし、会話をするように直感的に使えるChatGPTに触れるうちに、皆さんの表情は驚きと喜びに変わっていきました。

趣味の園芸について、専門家と対話するように育て方を質問する方。

昔の思い出を語りかけ、それを元にAIに短い自分史を創作してもらう方。

お孫さんへの手紙の文面を、もっと気持ちが伝わるようにと一緒に考える方。

毎日の献立に悩み、冷蔵庫の残り物からプロ顔負けのレシピを提案してもらう方。

皆さんがそれぞれの生活の中でAIを「賢い相棒」として活用し、目を輝かせながらその成果を報告してくださる姿は、テクノロジーがもたらすポジティブな力を何よりも雄弁に物語っていました。

便利さの先にある、私たちが向き合うべきテーマ

しかし、この講座で私が最も大切にしたのは、単なる操作方法をお伝えすることだけではありません。生成AIが急速に進化する現代において、私たちはその光と影の両面を正視する必要があるからです。

数理工学者の甘利俊一氏は、生成AIの進化が「文明崩壊」のリスクをはらんでいると警鐘を鳴らし、AIの未来は「恐怖と希望が50:50」だと語っています。AIが人間の仕事を肩代わりし、人間が自ら考えることを放棄してしまえば、それは「人間の家畜化」に繋がりかねません。
<参考動画>
"【下手すれば“文明崩壊”の危険】生成AIの源流を築いた伝説的な
数理工学者・甘利俊一/人工知能が「心、個性、信念、正義感」を
持つように/AIの未来は恐怖と希望が50:50


便利なツールに溺れるのではなく、それを使う人間が確固たる軸を持つこと。そのために、私たちはAIとどう向き合うべきか。これは、世代を超えた大きな問いです。

講座の最後に伝えた「シニア世代だからこその使命」

そして、講座の最終回。私は受講生の皆様に、少し踏み込んだお話をさせていただきました。

「豊かな人生経験に裏打ちされた知恵や倫理観、人を思いやる心。これらAIにはない人間的な価値を、次の世代にしっかりと伝えていくこと。それこそが、シニア世代の皆様が担うことのできる、かけがえのない使命なのではないでしょうか」

AIは膨大なデータを元に最適解を出すことはできても、人の痛みに共感したり、文化の奥深さを味わったりすることはできません。激動の時代を生き抜き、様々な経験を重ねてこられた皆様の言葉や姿勢そのものが、これからのAI時代を生きる若い世代にとっての道標となります。

私の話を、皆さんは深く頷きながら、真剣な眼差しで聞いてくださいました。その静かで力強い眼差しに、私は未来への確かな希望を感じ、胸が熱くなりました。

終わりに

この講座を卒業された50名の皆様は、単に新しいツールを学んだだけではありません。AIという鏡を通じて、人間とは何か、豊かに生きるとは何かを改めて見つめ直し、未来への羅針盤を手にしたのだと、私は信じています。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
これからも「賢い相棒」と共に、彩り豊かな素晴らしい日々を送られることを、心から願っています。

2025年09月27日 20:57

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