敬老会の外部レクを選ぶとき、施設長が確認したい5つのポイント
レクが変わると、施設が変わる。
「今年の敬老会は、外部の方にお願いしてみようか?」
そんな話が出たとき、次に悩むのが、「では、何を基準に選べばいいのか?」ということではないでしょうか?
演奏会、マジック、体操、ダンス、地域ボランティア、さまざまなパフォーマンス...。
高齢者施設で活用できる外部レクリエーションには、いろいろな選択肢があります。
もちろん、
「楽しそうだから」
「料金が予算内だから」
という理由も大切です。
しかし、敬老会のような特別イベントでは、それだけではなく、
利用者様に無理なく楽しんでいただけるか?
職員の皆さまに過度な負担がかからないか?
その施設らしい特別な時間になるか?
といった視点も必要です。
今回は、敬老会の外部レクを検討するときに、施設長や管理者の方に確認していただきたい5つのポイントを整理します。
ポイント① 利用者様にとって「安全に楽しめるか」
最初に確認したいのは、やはり安全性です。
外部レクの場合、普段施設にいない人が入り、いつもとは違う道具や音、動きが加わります。
だからこそ、
-
会場に必要な広さはどのくらいか?
-
車椅子の方でも参加できるか?
-
座ったまま楽しめるか?
-
使用する道具に危険性はないか?
-
大きな音や急な動きはないか?
-
利用者様の状態に合わせて内容を調整できるか?
といったことを、事前に確認しておくことが大切です。
「盛り上がる企画」であること以上に、安心して楽しめる企画であること。
これは高齢者施設の外部レク選びでは欠かせない条件だと思います。
ポイント② いろいろな方が「それぞれの形で参加できるか?」
次に大切なのが、参加しやすさです。
介護施設では、利用者様の身体状況や認知機能、その日の体調や気分も一人ひとり違います。
そのため、「全員で同じ動きをする」ことだけを前提にしてしまうと、参加しにくい方が出てくる場合があります。
私は、
見るだけでもいい。
拍手だけでもいい。
笑顔でその場にいるだけでもいい。
興味があれば少し体験してみてもいい。
そんな、参加方法に幅のあるレクが、高齢者施設には向いていると思います。
外部レクを選ぶ際には、「積極的に参加できない方でも、その場を楽しめるでしょうか?」
と確認してみてください。
これは、とても大切な質問です。
ポイント③ 職員の「準備と当日の負担」はどのくらいか?
外部レクを依頼したのに、「結局、準備はほとんど施設側だった。」
という状態になってしまっては、本来期待したメリットが小さくなってしまいます。
事前に確認しておきたいのは、
-
会場設営はどこまで必要か?
-
音響設備は施設側で準備するのか?
-
道具は持参してもらえるのか?
-
職員は何人程度サポートする必要があるのか?
-
司会進行は誰が行うのか?
-
終了後の片付けはどの程度必要か?
などです。
外部レクを活用する大きな意味の一つは、職員の皆さまが「運営する人」だけではなく、利用者様と一緒にその時間を過ごしやすくなることだと思います。
利用者様の隣で笑う。
普段とは違う表情に気づく。
楽しそうな様子をご家族に伝える。
そうした関わりに時間を使えるかどうかも、外部レク選びの大切な視点です。
ポイント④ 料金ではなく「費用と得られる価値」を見る
外部レクを比較するとき、当然ながら費用は重要です。
しかし、「一番安いところを選ぶ」だけではなく、「その費用で、どんな時間をつくれるのか?」
まで考えてみることをおすすめします。
たとえば、
-
何分間のプログラムなのか?
-
見るだけなのか、参加型なのか?
-
何人まで参加できるのか?
-
道具や音響は料金に含まれているのか?
-
職員の準備時間をどの程度減らせるのか?
-
敬老会らしい特別感があるか?
によって、同じ金額でも価値は変わります。
特に敬老会は、毎週行う通常レクとは少し性格が違います。
年に一度の大切な機会として、「いくらかかるか?」と同時に「どんな体験を届けられるか?」で考えることが大切ではないでしょうか?
ポイント⑤ 「今年は特別だったね」と思える時間になるか
最後に確認したいのが、特別感です。
敬老会は、日常のレクリエーションとは違う特別な行事です。
もちろん、豪華でなければならないわけではありません。
大切なのは、
「今日はいつもと少し違うね」
「楽しかったね」
「こんなの初めて見たね」
そんな会話が自然に生まれることです。
非日常の体験が加わることで、敬老会が利用者様にとって印象に残る一日になる可能性があります。
そして、その様子を職員やご家族が一緒に楽しめれば、施設全体にとっても良い時間になります。
外部レクは「何を呼ぶか?」より「何を届けたいか?」
ここまで5つのポイントをご紹介してきました。
改めて整理すると、
① 安全性
② 参加しやすさ
③ 職員の負担
④ 費用
⑤ 特別感
です。
ただ、最も大切なのは、この5項目をすべて満たす業者を探すことだけではありません。
その前に、「今年の敬老会で、利用者様にどんな時間を届けたいのか?」を施設内で共有することだと思います。
そこが決まれば、
演奏会がよいのか?
マジックがよいのか?
体操がよいのか?
サーカスがよいのか?
選択肢を比較しやすくなります。
室内サーカスという選択肢
私が現在、介護施設の特別イベントの一つとしてご紹介しているのが、室内で楽しめる参加型サーカスレクリエーションです。
ゴールドサーカスの高齢者施設向けプログラムでは、椅子に座ったまま行える準備運動や、スカーフジャグリング・お手玉などを使った参加型レク、そしてミニサーカスショーを組み合わせています。
車椅子や足腰に不安のある方も参加しやすいよう、安全面に配慮した柔らかく軽量な道具を使用し、利用者様の体調などに合わせた進行を基本としています。
「見る楽しさ」と「参加する楽しさ」の両方があることは、敬老会のような特別イベントとの相性が良いと感じています。
ただし、すべての施設にサーカスが合うわけではありません。
だからこそ、施設の状況や利用者様に合わせて、まず選択肢を整理することを大切にしています。
施設長向け「外部レク選び5項目チェック」
外部レクの候補が見つかったら、次の5項目を確認してみてください。
□ 安全性
利用者様の身体状況に合わせて実施できるか?
□ 参加しやすさ
見るだけ・拍手だけなど、複数の参加方法があるか?
□ 職員負担
事前準備・当日の運営にどの程度の職員対応が必要か?
□ 費用
料金だけでなく、内容・時間・準備負担などを含めて納得できるか?
□ 特別感
「今年の敬老会は楽しかった」と感じてもらえる体験になりそうか?
この5つを比較するだけでも、外部レク選びはずいぶん整理しやすくなると思います。
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室内サーカスありきの相談ではありません。
今年の敬老会で、利用者様にどんな時間を届けたいのか?
そこから一緒に考えていきます。
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