「今年の敬老会、何をしよう?」企画を職員だけで抱えないための3つの方法
レクが変わると、施設が変わる。
「今年の敬老会、何をしよう?」
介護施設では、そろそろそんな会話が出てくる時期ではないでしょうか?
敬老会は、利用者様への感謝や長寿をお祝いする大切な行事です。
だからこそ、
「去年と同じ内容でいいのだろうか?」
「今年は何か新しいことをしたい...。」
「利用者様にもっと喜んでいただきたい...。」
と、企画を担当する職員の皆さまが頭を悩ませることもあると思います。
一方で、日々の介護業務や記録、ご家族への対応などがある中、敬老会の企画・準備まで一部の職員だけで担うとなると、負担が大きくなりがちです。
大切なのは、
「良い敬老会にするために、職員がもっと頑張る」ことではないと思っています。
むしろ、
「職員の皆さまだけで抱え込まず、どうすれば施設全体で良い時間をつくれるか?」
という視点ではないでしょうか?
今回は、今年の敬老会を考えるうえで役立つ、3つの方法をご紹介します。
方法① 「何をやるか」より先に、「どんな時間にしたいか」を考える
敬老会の企画というと、最初に、
「歌にしようか?」
「ゲームにしようか?」
「演奏会をお願いしようか?」
と、内容から考えがちです。
でも、その前に考えていただきたいことがあります。
それは、「今年の敬老会で、利用者様にどんな気持ちになっていただきたいか?」ということです。
たとえば、
「みんなで笑える時間にしたい。」
「普段レクに参加されない方にも楽しんでいただきたい。」
「ご家族にも一緒に喜んでいただきたい。」
「いつもの日常とは少し違う、特別な時間を届けたい。」
目的が明確になると、企画の選び方も変わります。
「何をやるか」から考えるのではなく、「どんな体験を届けたいか?」から考える。
これが、企画を考えやすくする一つ目のポイントです。
方法② 一部の職員だけで考えず、「参加のアイデア」を集める
敬老会の企画が、毎年同じ担当者に集中していないでしょうか?
もちろん、担当者を決めることは必要です。
しかし、企画そのものまで一人、あるいは少人数で抱え込む必要はありません。
たとえば、
「利用者様が最近楽しそうにされていたことは?」
「ご家族から喜ばれた行事は?」
「普段あまりレクに参加されない方は、どんなことなら楽しめそう?」
と、職員の皆さまから少しずつ意見を集めるだけでも、企画のヒントになります。
さらに、施設によっては、ご家族や地域の方とのつながりを活かす方法もあります。
大切なのは、全員で会議を重ねることではありません。
一人の担当者がゼロから全部を考えなくてもいい仕組みをつくること。
それだけでも、心理的な負担は変わってくると思います。
方法③ 「施設内ですること」と「外部に任せること」を分ける
3つ目は、すべてを施設の中だけで完結させようとしないことです。
敬老会では、
企画
会場準備
飾り付け
司会進行
出し物
音響
写真撮影
利用者様の誘導
など、さまざまな役割があります。
これらをすべて職員の皆さまで担うと、当日までの準備だけでなく、当日も「楽しむ側」ではなく「運営する側」になってしまいます。
そこで考えたいのが、外部サービスを上手に活用するという選択肢です。
たとえば、演奏会、マジック、体操、パフォーマンスなど、施設の外にはさまざまな専門サービスがあります。
一部を外部に任せることで、職員の皆さまは、
利用者様の隣で一緒に笑う。
安心して参加できるように声をかける。
普段とは違う利用者様の表情を見る。
そんな、利用者様との関わりに時間を使いやすくなります。
外部レクを使うことは、施設の取り組みを減らすことではありません。
むしろ、
施設内で大切にしたいことに、職員の皆さまが集中するための方法の一つだと思います。
敬老会は「全員が同じことをする」必要はありません
敬老会を考えるときに、もう一つ大切にしたいことがあります。
それは、参加の形は、一人ひとり違っていいということです。
積極的に参加する方。
笑顔で見ている方。
拍手をする方。
職員と一緒にその場の雰囲気を楽しむ方。
利用者様の身体状況やその日の体調、気持ちはそれぞれ違います。
だからこそ、
「全員に何かをしてもらうイベント」
ではなく、
「それぞれの方法で楽しめるイベント」
という視点も大切です。
見るだけでも楽しい。
拍手だけでも参加できる。
少し興味があれば体験できる。
そうした選択肢のある企画は、幅広い利用者様が一緒に楽しみやすくなります。
「今年は少し特別にしたい」と思ったら
毎年の敬老会を大切に続けてきた施設だからこそ、「今年は少し違うことをしてみたい」と思うこともあるのではないでしょうか?
そのようなとき、選択肢の一つになるのが、外部の特別レクリエーションです。
演奏やマジックなど、さまざまな選択肢がありますが、最近私が介護施設との相性が良いと感じているものの一つに、室内で楽しめるサーカス型レクリエーションがあります。
見る楽しさがあり、拍手でも参加でき、希望される方は簡単な体験にも加われる。
「見る」と「参加する」の両方があることで、それぞれの利用者様に合った楽しみ方をつくりやすいのが特徴です。
ただし、大切なのは、「敬老会だからサーカスをやりましょう。」ということではありません。
施設によって利用者様も、会場も、予算も違います。
まず考えるべきなのは、「自分たちの施設では、今年どんな時間を届けたいのか?」ということだと思います。
今年の敬老会を考える「3つのチェック」
敬老会の準備を始める前に、ぜひ一度確認してみてください。
□ 1.今年、利用者様にどんな「体験」を届けたいか決まっていますか?
□ 2.企画や準備が、一部の職員だけに集中していませんか?
□ 3.施設内で行うことと、外部の力を活用することを分けて考えていますか?
一つでも「まだ考えていなかった」という項目があれば、今年の敬老会を見直すヒントになるかもしれません。
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今年の敬老会や秋のイベントについて、
「まだ企画が決まっていない。」
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