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【第1回】さいたま市で親の介護が心配になったら、最初に知っておきたいこと

第1回

さいたま市で親の介護が心配になったら読む話

急な入院・介護で家族が慌てないためのやさしい準備

「親の介護が心配になってきた」

そう感じた時、まず何から始めればよいのでしょうか?
 

親はまだ元気に暮らしている
自分のことは自分でできている
介護というほどではない

でも、以前より物忘れが増えた気がする
通院や薬の管理が少し心配になってきた
一人暮らしを続けていて大丈夫なのか、ふと不安になる
 

このような段階で、家族が迷うことは少なくありません。
 

「まだ介護ではないから、相談するのは早いのではないか?」
「親に失礼にならないだろうか?」
「終活の話をしたら、縁起でもないと言われそう?」
「自分が心配しすぎなのかもしれない?」
 

そう考えているうちに、急な入院や転倒、認知症の初期サイン、介護保険の申請などが突然やってくることがあります。
 

介護準備や終活は、親を急かすためのものではありません。
親の人生を勝手に決めるためのものでもありません。

本来は、親の希望を大切にしながら、家族が急な入院や介護で慌てないための「やさしい事前準備」です。

さいたま市では、まず「シニアサポートセンター」を知っておきたい

さいたま市には、高齢者やその家族の相談窓口として、シニアサポートセンターがあります。

一般的には「地域包括支援センター」と呼ばれる窓口です。
 

介護や福祉、医療などに関する相談を受け付け、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員などの専門職が、関係機関と連携しながら支援してくれます。

大切なのは、シニアサポートセンターは「介護が始まってから行く場所」だけではない、ということです。
 

たとえば、
 

・親の物忘れが気になってきた
・一人暮らしが心配
・転倒が増えてきた
・通院や服薬管理が怪しくなってきた
・介護保険のことが分からない
・家族だけで判断するのが不安
・どこに相談すればよいか分からない

 

このような段階でも、早めに相談してよい場所です。

「まだ大丈夫」と思っている時期こそ、相談先を知っておくことが、家族の安心につながります。

家族が最初に困るのは「情報がないこと」

介護というと、身体介助や介護サービスの利用をイメージする方が多いかもしれません。
 

しかし、家族が最初に困るのは、実はもっと手前のことです。
 

たとえば、親が急に入院した時。

病院から家族に確認されることがあります。
 

・かかりつけ医はどこか?
・持病はあるか?
・飲んでいる薬は何か?
・アレルギーはあるか?
・保険証や診察券はどこにあるか?
・緊急連絡先は誰か?
・入院時に必要なものはどこにあるか?
・本人はどのような生活を希望しているか?

 

これらが分からないと、家族は一気に慌てます。
 

親が元気なうちに、すべてを完璧に決める必要はありません。
でも、最低限の情報を少しずつ整理しておくだけで、いざという時の不安は大きく変わります。

終活は「亡くなる準備」だけではありません

終活という言葉には、まだ重い印象があります。
 

「死ぬ準備」
「縁起でもない話」
「親に言い出しにくい話」
 

そう感じる方も多いと思います。
 

でも、これからの終活は、亡くなった後のことだけではありません。

むしろ、家族が本当に困るのは、亡くなる前の段階です。
 

急な入院
介護の始まり
認知症による判断力の低下
通院や薬の管理
お金の支払い
家のこと
ペットのこと
兄弟間の話し合い

 

このような場面で、本人の希望や必要な情報が分からないと、家族は迷い、悩み、時には揉めてしまいます。
 

だからこそ、終活を「死の準備」としてではなく、
「これからも安心して暮らすための準備」
「家族が急に困らないための準備」
として捉えることが大切です。

まず確認したい7つのこと

親の介護が少しでも心配になったら、まずは次の7つを確認してみてください。
 

1つ目は、緊急連絡先です。
何かあった時、誰に連絡すればよいのか。家族、親戚、近所の方、友人など、親が頼りにしている人を知っておくことは大切です。
 

2つ目は、通院先です。
かかりつけ医、通っている病院、診療科、次回の受診予定などを把握しておくと、急な入院時にも役立ちます。
 

3つ目は、薬の情報です。
お薬手帳の場所、飲んでいる薬、薬の管理方法を確認しておくだけでも安心です。
 

4つ目は、保険証や診察券の場所です。
いざという時に探し回らなくてよいように、置き場所を共有しておきます。
 

5つ目は、お金まわりの最低限の確認です。
銀行口座の詳細を無理に聞き出す必要はありません。
まずは、入院費や介護費が必要になった時に、誰がどのように対応するのかを話しておくことが大切です。
 

6つ目は、親の希望です。
どこで暮らし続けたいのか。誰に頼りたいのか。どのような支援なら受け入れやすいのか。いきなり深い話をしなくても、日常会話の中で少しずつ聞いていけば大丈夫です。
 

7つ目は、相談先です。
家族だけで抱え込まず、困った時にどこへ相談するかを知っておくこと。
さいたま市では、まずシニアサポートセンターを知っておくことが大切です。

親に話す時は「終活しよう」より「急な入院で困らないように」

親に介護や終活の話を切り出す時、いきなり
 

「終活しておいて」
「介護になったらどうするの」
「お金のことを教えて」
 

と聞くと、親は身構えてしまうかもしれません。
 

おすすめは、目的をやさしく伝えることです。
 

たとえば、

「急な入院の時に慌てないように、保険証やお薬手帳の場所だけ教えておいてもらえる?」
「何かあった時に、どこの病院に通っているか分かるようにしておきたいんだ。」
「お母さんの希望を大切にしたいから、少しずつ聞いておきたい。」
「今すぐ何かを決める話ではなくて、家族が慌てないための確認だよ。」

 

このように伝えると、親も受け止めやすくなります。
 

介護準備は、親を管理することではありません。
親の希望を大切にしながら、家族が一緒に安心を作ることです。

家族だけで抱え込まなくて大丈夫です

親の介護や終活の不安は、家族だけで抱え込むと重くなります。
 

「まだ相談するほどではない」
「どこに聞けばよいか分からない」
「親にどう話せばよいか分からない」
 

そう感じた時こそ、早めに相談先を知っておくことが大切です。

さいたま市では、シニアサポートセンターが高齢者や家族の相談窓口になっています。

介護が始まってからではなく、「少し心配だな」と思った段階で相談できる場所があることを、ぜひ覚えておいてください。

そして、私はその前段階で、家族が何を整理すればよいのか、親にどう話を切り出せばよいのかを一緒に考えるお手伝いをしています。

今日からできる小さな一歩

最後に、今日からできる小さな一歩を3つだけ挙げます。
 

1つ目。
親の保険証・診察券・お薬手帳の場所を確認する。
 

2つ目。
親のかかりつけ医や通院先をメモしておく。
 

3つ目。
自分の住まい、または親の住まいを担当するシニアサポートセンターを調べておく。

この3つだけでも、急な入院や介護の時の安心感は変わります。
 

介護準備も終活も、完璧に始める必要はありません。
大切なのは、少しずつ見える化すること。

そして、家族だけで抱え込まないことです。

この連載では、さいたま市で親の介護が心配になった方に向けて、急な入院・介護で家族が慌てないための準備を、分かりやすくお伝えしていきます。
 

親も子も、できるだけ笑顔でいられるように。
まずは、知ることから始めていきましょう。
 

▼「介護終活_30チェックシート』でまずは現状の準備状況の確認をしてみることをお勧めしています。是非、ご確認してみて下さい。

 

2026年06月28日 18:51

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