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地獄の沙汰も金次第! 第3話 病院は追い出す、施設は入れない「介護難民」のリアル

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「お母様、来週退院です。今後のことは、ケアマネージャーさんとご相談を」


ある日、親が転倒して入院。
あなたは仕事の合間を縫って見舞いに通い、ようやく容態が安定したことに安堵のため息をつく。
その矢先、病院のソーシャルワーカーから、この一言を事務的に告げられます。
 

「え?退院?まだ一人で生活するのは無理ですよ!」

「申し訳ありませんが、当院は急性期病院ですので…」。


これは、ある40-代のフリーランスライターが、認知症の母親が骨折で入院した際に実際に体験したやり取りです 。
彼女は、その時の心境を「突然、一方的に要求を突きつけられた」と語っています 。
 

そうです。病院は治療をする場所であり、生活の場ではありません。治療が終われば、たとえ自宅での生活が困難な状態であっても、退院へのカウントダウンは容赦なく始まります。

これが、多くの人がパニックに陥る「介護難民」問題の始まりです。第1話、第2話で扱ったお金や相続の問題が静かに進行する時限爆弾だとしたら、これはあなたの日常に突然鳴り響く空襲警報なのです。

なぜ、あなたは「難民」になるのか?

「介護が必要なら、介護施設に入ればいいじゃないか」。
そう思うのは、まだ当事者になっていない人の楽観論にすぎません。現実は、需要と供給の絶望的なミスマッチに満ちています。
 

1. 安い公的施設は「宝くじ」レベル
特別養護老人ホーム(特養)は、費用が比較的安いため誰もが第一候補に考えます。しかし、その待機者は全国で数十万人規模。都市部では「200人待ち」などもザラで、すぐに入れるのは奇跡に近いのが現実です。
前述のライターも、母親の要介護認定が出た途端、ケアマネージャーから「特養は絶望的です」と告げられています 。
 
2. 民間施設は「高嶺の花」
「それなら民間の有料老人ホームを」とパンフレットを取り寄せたあなたは、その金額に再び愕然とします。入居一時金が数百万〜数千万円、月額利用料も20万〜40万円以上。親の年金だけでは到底足りず、貯蓄を切り崩すか、子供が援助するしかありません。第1話で解説した「資産凍結」が起きていれば、この選択肢すら取れないのです。
<参考情報>
介護にはいくら必要か。家族の介護離職や労働時間の制約、住宅改修費用…「見えないコスト」が積み重なって負の連鎖に陥るリスクもhttps://topics.smt.docomo.ne.jp/article/fujinkoron/life/fujinkoron-18106

3. 「とりあえず」の施設も永遠にはいられない
病院と特養の中間的な役割を担う介護老人保健施設(老健)もありますが、ここはあくまでリハビリをして在宅復帰を目指す場所。原則3ヶ月〜半年程度で退所しなければならず、永住はできません。結局、時間稼ぎはできても、根本的な解決にはならないのです。

病院からは退院を迫られ、めぼしい施設には空きがない。時間だけが刻一刻と過ぎていく…。この焦燥感と絶望感が、「介護難民」の正体です。

じゃあ、どうすればいいのか?

パニックの渦中で溺れないために、今すぐできることがあります。それは、「介護は突然始まる」という前提で、平時のうちに準備しておくことです。
 

1. 「地域包括支援センター」をブックマークする
市区町村が設置する高齢者のための「総合相談窓口」です。介護に関するあらゆる相談に乗ってくれます。親が住む市区町村のセンターの場所と連絡先を、今すぐスマホで検索し、ブックマークしておきましょう。いざという時、あなたが最初に駆け込むべき場所です。
 

2. 親の「お金の状況」を把握しておく
残酷なようですが、これが最も重要です。親の年金額、預貯金額などを大まかにでも把握しておかなければ、入れる施設の種類や選択肢が全く見えてきません。「月々いくらまでなら払えるか」という予算が、あなたの施設探しの羅針盤になります。
 

3. 究極の事前準備:体験ワークショップに参加する
ここまでの話で、「知識だけじゃなく、実際にどう動けばいいのか体験してみたい」と思いませんでしたか?

実は、そのための予行演習ができる場所があります。
それが、「私と家族の100年ライフ見える化ノート 体験ワークショップ」です。

前述のライターも「なぜもっと早く、母が元気なうちから施設を探しておかなかったのか」と深く後悔していますが 、このワークショップは、その後悔を未然に防ぐための最高の投資です。  

介護は、情報戦であり、時間との戦い

親の介護は、愛情や気合だけではどうにもなりません。それは、情報、お金、そして手続きという現実との総力戦です。
そして、その戦いに勝利するための最大の資源は「時間」です。入院してから、退院を宣告されてからでは、あまりにも時間が足りないのです。

まとめと「今日の小さな一歩」

病院は、あなたと親を永遠には守ってくれません。
治療が終われば、介護という荒波に自力で漕ぎ出さなければならないのです。その時、手元に地図も羅針盤もなければ、親子共々遭難するしかありません。
 

「まだウチは大丈夫」と思いたい気持ちは痛いほどわかります。
しかし、その「大丈夫」が、明日崩れる可能性は誰にでもあるのです。

今日の小さな一歩:まずは親が住む市区町村名 地域包括支援センターと検索し、サイトを眺めてみてください。
 

そして、もしあなたが本気で未来の自分と家族をパニックから救いたいと願うなら、最も賢明な次の一歩は、体験ワークショップに参加してみることをご検討下さい。数時間の予行演習が、未来の数ヶ月にわたる苦悩をなくしてくれるかもしれません。

私と家族の100年ライフ見える化ノート 体験ワークショップへのお申込みはこちらから
・9月20日(土)14:00~
・9月28日(日)20:00~

 

2025年08月16日 22:10

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