持ち運べるお墓 合同会社様との営業代行契約締結のお知らせ

はじめに
日本は超高齢社会を迎え、65歳以上の高齢者が総人口の約3割に達しています。人生の最終章を見据えた「終活」の重要性も広く認識されつつあり、60~74歳のシニア世代では77.1%が終活は「必要」と感じているという調査があります。
しかし実際に終活に取り組んでいる人は42.4%にとどまり、多くの方が「いずれは…」と先送りにしているのが現状です。
中でも納骨やお墓の問題は、多くの高齢者やご家族にとって大きな不安材料となっています。
今回、当社(キャリア&ライフプラントータルサポート)は、こうした終活分野の課題解決策の一つとして注目される新サービス「持ち運べるお墓」を展開する持ち運べるお墓合同会社と営業代行契約を締結いたしました。この記事では、現在の終活・納骨・墓じまい事情とニーズを踏まえ、本提携の背景と意義についてわかりやすくご紹介します。
増える「墓じまい」と新たなお墓のニーズ ~終活市場の動向~
日本では近年、**お墓の引っ越しや撤去(改葬・墓じまい)**が増加しています。厚生労働省の統計によると、2022年度の改葬件数は過去最多の15万件超にのぼり、20年前と比べ大幅に増加しました。背景にあるのは、従来のお墓を取り巻く環境の変化です。ある調査では墓じまいを検討した理由の1位が「お墓が遠方にあること」(54.2%)で、次いで「お墓の継承者がいないこと」でした。
遠距離にある先祖代々のお墓になかなか赴けない、少子化や核家族化でお墓を継ぐ人がいない――こうした現実的な問題が墓じまい増加の主因となっているのです。
実際、都市化や家族構成の変化といった社会背景は今後も続くとみられ、墓じまいの件数は今後さらに増えることが予測されています。
墓じまい後の遺骨の行き先としては、「納骨堂」や「樹木葬」「海洋散骨」「合祀墓(合同墓)」など様々な新しい選択肢が登場しています。
近年では、お墓を持たずに自宅で故人を供養する「手元供養」への関心も高まっています。遺骨を自宅で保管したり、ペンダントやミニ骨壺に入れて身につけたりする手元供養は、新しい供養スタイルとして徐々に浸透し、現在では年間10万人以上が実践しているとも言われます。
お墓参りの負担や経済的負荷を減らし、「自分らしい供養」を求める声が高まっている証拠でしょう。
こうした終活・供養を取り巻くトレンドから読み取れるのは、高齢者やそのご家族が**「お墓の悩み」を解決する新たな方法**を模索しているということです。従来の墓石管理や継承にとらわれない柔軟な発想のサービスに、注目とニーズが集まっています。
「持ち運べるお墓」との提携の背景・目的
上述のような状況を受け、当社はこの度、「持ち運べるお墓」を開発・提供する持ち運べるお墓合同会社と営業代行契約(業務提携)を締結いたしました。
キャリア&ライフプラントータルサポートはこれまで、50代以上のミドル・シニア世代やそのご家族に向けてキャリア支援・介護支援・生活設計(ライフプラン)を総合的にサポートしてまいりました。ご相談の中では、「親のお墓をどうすれば良いか」「自分に後継者がいないのでお墓を持つべきか悩んでいる」「遠方のお墓を今後維持できるか不安」など、終活に関する切実なお悩みが多く寄せられています。そこで当社は、お墓にまつわる様々な問題を解決しうる画期的なサービスである「持ち運べるお墓」に着目しました。
「持ち運べるお墓」は、その名の通り持ち運び可能な小型のお墓です。桐箱に収められた本体は約0.8kgと軽量で、片手で持てるサイズ感ながら石材(高級御影石やクリスタル)でできた本格的なお墓です。自宅の棚やテーブルの上に置いて、毎日好きなときに手を合わせることができるため、「お墓が遠くてお参りできない」という問題を解消します。
また、煩雑なお墓の継承手続きも不要で、万一引き継ぐ場合も箱ごと手渡すだけで済みます。もちろん霊園などの管理料は一切かからず、経済的負担も軽減されます。
さらに「持ち運べるお墓」は、最大6体分のご遺骨を内部に収蔵可能です。専用カプセルに粉末化したご遺骨の一部を密封して収納することで、ご家族やご夫婦、ペットまで含めて一つのお墓にまとめて供養できます。
密封カプセルに入れることでカビ等の発生も防ぎ、遺灰を長期間きれいな状態で保存できる工夫がされています。複数の「持ち運べるお墓」を生前に用意し、家族用・友人用・ペット用と使い分けることも可能です。従来のお墓をそのまま残しつつ、一部のご遺骨を分骨して自宅用に保管するといった柔軟な利用法も想定されています。
特筆すべきは、「万が一手放す場合のアフターサポート」も整っている点です。ご遺族が将来的に「持ち運べるお墓」を維持できなくなった場合、合同会社に着払いで返送すれば無料で永代供養(お預かり・定期法要)**を行ってもらえます。つまり、「自分亡き後にこのミニお墓をどうするのか?」という心配にもきちんと備えがあるのです。以上のように「持ち運べるお墓」は、お墓の継承問題・お墓参りの負担・管理費・墓じまい費用…従来のお墓に付きものだったほぼ全ての問題に対応できるよう設計されています。
まさに現代のニーズに合った新発想の供養スタイルと言えるでしょう。
当社が本サービスの**営業代行(販売サポート)契約を締結したのは、こうした「持ち運べるお墓」の価値を一人でも多くの方に届けたいと考えたからです。終活を進める中でお墓のことで悩む高齢者やご家族にとって、従来の枠にとらわれないこの選択肢は大きな安心材料になるはずです。「手元供養はしてみたいけれど具体的にどうすれば…」「お墓を処分した後の供養先を探している」といった方々に、新しい解決策として自信を持ってご提案できるサービスと感じています。今回の提携により、当社のシニア向けライフプラン支援に「お墓の心配を軽くする」という新たな切り口が加わり、よりトータルなサポートを提供できると確信しております。
今後の展望 – すべての人に「自分らしい供養」と安心を
今回提携した持ち運べるお墓合同会社と協力し、当社は今後、終活やお墓に不安を抱えるお客様へ向けて「持ち運べるお墓」の魅力と安心感を積極的にお伝えしてまいります。具体的には、終活セミナーや個別相談の場で本サービスをご紹介し、ご興味のある方には導入まで持ち運べるお墓合同会社様と連携し、丁寧にサポートいたします。また、各種SNSや当社ホームページのブログ(本記事)を通じて、終活中の方々に役立つ情報発信を強化し、新しい供養の形を広めていきたいと考えています。将来的には、全国の提携寺院や介護施設とも連携しながら、どこにお住まいの方でもこのサービスを利用できる体制づくりに寄与していく所存です。
高齢化が進む中、「お墓の問題」は決して他人事ではなく、誰もが直面しうる身近なテーマです。当社は「仕事・生活と介護の両立支援」という創業時からのミッションに加え、人生の終章における不安や負担を軽減するお手伝いにも一層力を入れてまいります。今回の提携を機に、ご本人とご家族が心穏やかに人生を締めくくる準備を進められるよう、スタッフ一同サポートしていく所存です。今後ともキャリア&ライフプラントータルサポートの取り組みにご期待ください。
お問い合わせ・ご相談窓口
今回ご紹介した「持ち運べるお墓」について詳しく知りたい方、また終活や介護に関するお悩み・ご相談がございましたら、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。
キャリア&ライフプラントータルサポートでは一人ひとりの状況に合わせたオーダーメイドの支援プランをご提案しております。
お問い合わせは当社ホームページの「お問い合わせフォーム」またはお電話にて承っております。皆様のお力になれるよう尽力いたしますので、どうぞ安心してご相談ください。
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