お盆で会う親の顔。でも「これからの話」、できていますか?

お盆の帰省で久しぶりに会う親の顔。元気そうな姿に安心する一方で、ふとした瞬間に、言葉にならない不安が心をよぎる。
あなたにも、そんな経験はありませんか?
<参考記事>
仕事と介護の両立が始まる前に親と話し合う——その難しさにどう向き合うか
電話では「元気だよ」と明るい声を聞かせてくれるけれど、実際に会うと、白髪が増えていたり、背中が少し丸まっていたり、歩く速度が心なしかゆっくりになっていたり。
そんな小さな変化に気づくたび、「これから先、もしものことがあったら…」という漠然とした、しかし確かな重みを持った問いが、心の奥底から静かに浮かび上がってくる。
仕事と介護の両立、親の終末期の希望、実家のこと、そして、決して避けては通れないお金の話。これらは、誰もがいつかは向き合わなければならない、人生のきわめて重要なテーマです。頭では分かっている。いつかは話さなければならないと、誰もが思っています。
しかし、これらの話題はあまりにも繊細で、重たい。だからこそ、「まだ元気だから大丈夫」「話を切り出して、あの穏やかな空気を壊してしまったらどうしよう」「親を悲しませてしまうのではないか」と、私たちはつい先延ばしにしてしまうのです。その沈黙は、優しさからくるものかもしれません。しかし、その優しさが、未来に大きな後悔の種を蒔いているとしたら…?
この連載では、来るべき日に備え、親子がお互いの想いを深く理解し、穏やかな気持ちで未来を迎えるために、今、私たちができることは何かを15回にわたって探っていきます。
まずは、なぜ私たちがこの大切な話し合いをこれほどまでにためらってしまうのか、その心理的な壁の正体から、じっくりと解き明かしていきましょう。
親との話し合うきっかけ作りに是非ご活用ください。
まずはご自身が体験頂いた後に、親御様、ご兄弟でご一緒に参加頂く形が一番良いと感じています。
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