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レク担当者が疲弊してしまう本当の理由

連載③

介護施設の経営者・施設長・管理者・人事担当者に考えてほしい、職員負担とレクリエーション運営
 

こんにちは。
介護施設の経営者・施設長・管理者・人事担当者の皆さまに向けて、「レクが変わると、施設が変わる。」
をテーマにしたnote連載をお届けしています。
 

第1回では、
「介護施設のレクがマンネリ化するのは、職員のせいではありません」
 

第2回では、
「『また同じレクですね』が、施設の印象を左右する理由」

についてお伝えしました。
 

第3回のテーマは、「レク担当者が疲弊してしまう本当の理由」です。
 

介護施設のレクリエーションは、利用者様にとって大切な楽しみの時間です。

しかし、その一方で、レクを企画・準備・進行する職員にとっては、大きな負担になっていることがあります。
 

今回は、なぜレク担当者が疲弊してしまうのか。
そして、それを施設運営の視点からどう考えるべきかについて整理していきます。
 


レク担当者は「レクだけ」を担当しているわけではない

介護施設のレクリエーション担当者は、レクだけを考えているわけではありません。

日々の介護業務があります。

記録があります。
申し送りがあります。
家族対応があります。
会議があります。
急な体調変化への対応があります。
他職種との連携もあります。
 

そのうえで、
 

「今月のレクは何にしようか」
「季節感をどう出そうか」
「利用者様が楽しめる内容にできるか」
「安全面は大丈夫か」
「職員の配置は足りるか」
「準備物は何が必要か」
 

と考えなければなりません。
 

つまり、レク担当者は、レクだけをしているのではなく、通常業務の上にレクリエーション業務を重ねて担っていることが多いのです。

この状態が続けば、疲弊してしまうのは当然です。
 


「楽しいことを考える仕事」のはずが、負担になってしまう

本来、レクリエーションは楽しい時間をつくるものです。
 

利用者様が笑顔になる。
会話が生まれる。
身体を動かすきっかけになる。
職員も利用者様の新しい表情に出会える。
 

こうした良い面がたくさんあります。
 

しかし、担当する職員にとっては、いつの間にか、
 

「また考えなければならない」
「前回と同じではいけない」
「盛り上がらなかったらどうしよう」
「準備する時間がない」
「失敗できない」
 

というプレッシャーに変わってしまうことがあります。
 

楽しい時間をつくるはずのレクが、担当者にとっては、気が重い業務になってしまう。

これは、とても残念なことです。
 

そして、この問題を「担当者の能力不足」や「やる気の問題」として片づけてしまうと、本質を見誤ってしまいます。
 


疲弊の原因は「企画・準備・進行」が一人に集中すること

レク担当者が疲弊してしまう大きな理由は、企画・準備・進行・盛り上げ役が、一部の職員に集中しやすいこです。


たとえば、こんな状態です。
 

・レクの内容を考える人がいつも同じ
・準備物を用意する人も同じ
・当日の進行役も同じ
・盛り上がらなかったときの責任感も同じ人が背負う
・他の職員は通常業務で手いっぱい

 

これでは、担当者の負担が大きくなるのは当然です。
 

さらに、介護施設では安全面への配慮も必要です。

利用者様の身体状況、認知機能、理解力、疲れやすさ、転倒リスクなどを考えながら、全員が無理なく参加できる内容を考える必要があります。
 

単に「面白そうだからやってみよう」では済みません。

安全で、わかりやすく、参加しやすく、なおかつ楽しい。
 

この条件を毎回満たす企画を、現場職員だけで考え続けるのは、かなり難しいことです。
 


レクのネタ切れは、現場の自然な反応である

「レクのネタが尽きてしまう」

これは、多くの施設で起こりやすい悩みです。
 

しかし、これも担当者の問題ではありません。
 

なぜなら、レクリエーションは継続的に行うものだからです。
 

週に数回。
施設によっては毎日。
さらに、季節行事や誕生日会、家族参加イベントもある。
 

これだけ頻繁に実施していれば、似た内容になってしまうのは自然なことです。
 

しかも、利用者様は継続して施設を利用されています。

前回やった内容を覚えている方もいます。
反応が薄くなることもあります。
「またこれね」と感じる方もいます。
 

そのたびに担当者は、
 

「もっと違うことを考えなければ」
「次は何をやればいいのか」
「利用者様に喜んでもらえるだろうか」
 

と悩むことになります。
 

これが積み重なると、レクは楽しみの時間ではなく、担当者にとって大きな心理的負担になってしまいます。
 


人手不足の中で、レクの質まで求められる難しさ

介護施設では、人手不足が大きな課題です。

その中で、介護の質を保ち、記録を行い、家族対応をし、さらにレクの質も高める。

これは、現場にとって相当な負担です。
 

施設経営者・施設長・管理者・人事担当者の皆さまに考えていただきたいのは、レク担当者が疲弊している場合、それは単に「レクの問題」ではないということです。


それは、

職員負担の偏り
業務設計の問題
人材定着への影響

施設運営の仕組みの問題

として考える必要があります。
 

なぜなら、レク担当者が疲弊すると、職場全体の雰囲気にも影響するからです。
 

「また自分がやらなければならない」
「どうせ手伝ってもらえない」
「頑張っても評価されない」
 

このような気持ちが積み重なると、職員のモチベーションは下がってしまいます。
 

それは、離職リスクや職場の雰囲気にも関係してきます。
 


職員が疲弊すると、利用者様の笑顔にも影響する

介護施設のレクリエーションでは、職員の表情や雰囲気がとても大切です。

職員が楽しそうに関わっていると、利用者様も参加しやすくなります。
 

反対に、職員が疲れていたり、余裕がなかったりすると、その空気は利用者様にも伝わります。
 

もちろん、職員はプロとして一生懸命に対応します。
 

しかし、疲弊した状態で、毎回レクを盛り上げ続けるのは簡単ではありません。

利用者様の笑顔を増やすためには、まず職員が無理なく関われる状態をつくることが大切です。
 

つまり、レクの質を上げるためには、職員にもっと頑張ってもらうことよりも、職員が頑張りすぎなくてもよい仕組みをつくることが重要なのです。
 


「外部の力を使うこと」は手抜きではない

レク担当者の負担を減らす方法の一つが、外部の力を活用することです。
 

たとえば、季節イベントや家族参加イベント、敬老会、クリスマス会、納涼祭などの特別な行事では、外部講師や外部プログラムを活用する。

これにより、職員が毎回ゼロから企画を考え、準備し、進行する負担を減らすことができます。
 

外部の力を使うことは、手抜きではありません。
むしろ、施設運営上の工夫です。
 

日常レクは、施設内で無理なく行う。
特別イベントは、外部の力も活用して非日常感を出す。

 

このように役割を分けることで、職員負担を抑えながら、利用者様に新鮮な体験を届けることができます。

さらに、職員は進行役に追われるのではなく、利用者様の表情を見る余裕が生まれます。
 

「普段あまり笑わない方が笑っている」
「この方はこういう刺激に反応されるんだ」
「ご家族に見せたい表情だな」
 

そんな気づきが生まれるかもしれません。
 


経営者・施設長・人事担当者が見るべきポイント

レク担当者の疲弊は、現場だけで解決するのが難しい課題です。

だからこそ、経営者・施設長・管理者・人事担当者が、次の視点を持つことが大切です。
 

・レク担当者に負担が集中していないか
・企画、準備、進行が一部の職員に偏っていないか
・季節イベントのたびに現場が疲弊していないか
・職員が楽しんで関われる余裕があるか
・外部の力を活用する選択肢を持っているか
・レクを施設価値向上の機会として考えているか

 

レクリエーションは、現場の努力だけで成り立たせるものではありません。

施設全体で仕組みとして考えるものです。
 

その視点を持つことで、レクは職員にとっての負担ではなく、利用者様の笑顔を引き出す大切な時間になります。
 


ホワイトペーパーのご案内

今回のテーマに関連して、

「介護施設のレクがマンネリ化する本当の理由
〜利用者満足・職員負担軽減・施設価値向上を同時に考える〜」

というホワイトペーパーをご用意しています。
 

この資料では、
 

・介護施設で起こりやすいレクの課題
・マンネリ化が利用者・職員・施設に与える影響
・職員負担を減らしながら施設価値を高める考え方
・特別レクリエーション活用の方向性
・導入の流れや相談時のポイント

 

を整理しています。
 

施設内での課題共有、季節イベントの企画検討、職員負担軽減策の検討資料としてもご活用いただけます。
 


お問い合わせ・ご相談

介護施設のレクリエーションのマンネリ化や、季節イベントの企画でお悩みの施設様へ。

職員の負担を減らしながら、利用者様の笑顔を増やす、特別レクリエーションの考え方を、ホワイトペーパーにまとめています。

ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。
 

キャリア&ライフプラントータルサポート
代表 山岸 博幸
TEL:090-3903-8408
HP:https://career-life.org/


次回予告

第4回は、

「レクリエーションは『時間つぶし』ではなく施設価値を高める時間」

をテーマにお届けします。

2026年05月09日 13:39

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