「家族葬だから安く済む」は幻想。親の死後、悲しむ間もなく襲いかかる「葬儀代のリアル」と「お墓の重圧」
「親の葬儀? まあ、最近は家族葬が主流だし、身内だけでこぢんまりやれば安く済むでしょ」
もしあなたが今、そう考えているなら、その認識は非常に危険です。
親が息を引き取った悲しみの中で、あなたを待ち受けているのは、冷酷なまでの「時間制限」と「高額な請求」、そして後戻りできない「お墓の決断」です。
① 死後「約2時間」で葬儀社を決めなければならない
多くの場合、親の最期は病院で迎えることになります。 医師から死亡確認を受け、涙を流すのもつかの間。看護師さんからこう告げられます。
「ご遺体を霊安室にお移しします。長くはお預かりできませんので、数時間以内にお迎えの葬儀社さんを手配してください」
病院の霊安室は常にベッドを空けておく必要があるため、実質2〜3時間以内にご遺体を搬出(安置所や自宅へ移動)しなければなりません。
この時、事前に葬儀社を決めていないと、パニック状態の中で「病院が提携している葬儀社(※往々にして費用が高め)」にそのまま依頼してしまうことになります。
他社と比較検討する時間も、精神的な余裕も、その時のあなたには全くありません。
※葬儀を早く無事に終わらせることだけで精一杯。
見積金額と請求金額の差額などについても細かく確認したり、葬儀社と交渉することも時間的、精神的な余裕もないケースが圧倒的に多いのです。
② 「家族葬=安い」という危険な罠
「ネットの広告で『家族葬15万円〜』って見たから、そのくらいでしょ?」
これも大きな誤解です。
広告の「最安値」は、火葬のみ(直葬)や、必要最低限のプランであることがほとんどです。
実際に打ち合わせが始まると、以下の費用が次々と上乗せされていきます。
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安置費用とドライアイス代
(火葬場の予約が取れず、数日待機することもザラです) -
お布施
(お坊さんへのお礼。お車代や御膳料を含めると数十万円になることも) -
祭壇のグレードアップや返礼品・飲食代
結果として、「家族葬」であっても総額で100万円前後、請求されるケースが珍しくありません。 親の口座が前回お話ししたように「凍結」されていれば、この大金をあなたが立て替えることになります。
※親御さんに万が一のことがあった場合の葬儀社(の候補)は既に決まっていますか?
③ 次世代を苦しめる「お墓の継承」と「墓じまい」
葬儀が終わって一息つく暇もなく、次にやってくるのが「お墓」の問題です。
「先祖代々の墓があるから安心」と思っていませんか?
しかし、そのお墓、誰が継ぎますか?
子供世代(あなた)が遠方に住んでいる場合、年に数回のお墓参りや管理費の支払いが徐々に負担になってきます。
さらに、あなた自身の子供(親から見た孫世代)に、その負担を背負わせたいでしょうか?
「墓じまい(お墓の撤去・更地化と、永代供養への切り替え)」を選んでいる方も増えていますが、しかし、これにも50万円〜100万円以上の費用がかかります。
さらには、親戚からの反対(「先祖の墓を潰すなんて!」)という精神的トラブルも頻発します。
「死」をタブー視せず、今すぐ親と話すべきこと
「縁起でもないから」と、お金やお墓の話を避けてきたツケは、すべて残された家族(55歳〜65歳のあなた)に回ってきます。
親が元気なうちに、あるいは介護が始まる前に、必ず以下の3点を確認・行動してください。
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葬儀の希望と規模の確認: 親が誰を呼びたいのか、どんな形式を望んでいるのか。
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葬儀社の事前相談(生前見積もり): 複数社から見積もりを取り、いざという時の「連絡先」をスマホに登録しておく。
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お墓の現状と未来の相談: どこにあるのか、誰が管理しているのか、将来どうするつもりなのか?
私たちのオンラインサロン『介護・終活 相談コミュニティ』では、良心的な葬儀社の見極め方や、親戚と揉めない「墓じまい」の進め方について、経験者のリアルな知恵を共有しています。
「その日」は、ある日突然やってきます。
後悔しないために、今からできる準備を始めましょう。
次回は、これまでの連載の総括として、『55歳からの人生と介護を両立させる、最強のチーム作り』についてお話しします。
「その時」が来てからでは遅すぎます
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