第6回:ミドルシニア世代だからこそ、支援できる人がいる

「キャリコンとして活動したいけれど、実務経験もないし、自信もない…」
「若い人に比べて、もう遅いのではないか…」
キャリアコンサルタント資格を取得したミドルシニア世代の中には、
そんな風に自分を過小評価してしまっている方が少なくありません。
でも、それはとてももったいないことです。
なぜなら──
あなたにしか寄り添えない人が、確実に存在するからです。
若手には届かない「言葉」がある
20代・30代の若いキャリコンが苦手とする相談テーマがあります。
それは、
-
50代での突然の異動・降格
-
親の介護と仕事の両立
-
定年後の不安と孤独感
-
子どもの自立や家族との関係変化
これらのテーマには、実体験や共感が不可欠です。
同じような立場を経験した人だからこそ、
「わかってもらえる」「受け止めてもらえる」と相談者は感じるのです。
人生の厚みが、相談者の安心につながる
ミドルシニア世代のキャリコンが持つ強みは何でしょうか。
-
30年以上にわたる職業人生
-
昇進、転職、失敗、家族の問題などの人生経験
-
組織と人間関係における多様な知恵
-
“働くこと”と“生きること”を結びつけて考える力
これらは、テキストでは学べません。
実際に生きてきたからこそにじみ出るリアリティなのです。
つまり、あなたのキャリアや人生の中にこそ、
相談者に寄り添う「言葉の力」があるのです。
たとえば、こんな相談者がいます
● 55歳、会社から突然の早期退職勧奨
「これまで会社のために尽くしてきたのに…もう必要とされていないのかと思うと、虚しさしかない」
● 50代後半、親の介護と仕事の板挟み
「どちらも中途半端で、自分を責めてばかりいます」
● 60歳目前、定年後が不安
「今は何とか働けているけど、この先を考えると不安しかない」
このような声に、
同世代のあなたがじっくり耳を傾けること自体が、もう“支援”です。
あなたがキャリコンとして「できること」は、想像以上にある
-
“話を聴くこと”は、人生経験のあるあなたのほうが向いています
-
“アドバイスをしない”ことも、若手より自然にできるかもしれません
-
“否定せず受け止める”力も、年齢を重ねたからこそ身についたはずです
これらは、キャリア支援の基本であり、かつ“深さ”が問われるスキルです。
その意味で、ミドルシニアこそキャリアコンサルタントに向いているとも言えるのです。
自信がないなら、まずは「仲間と話してみる」
もし、まだキャリコンとして活動する自信がないなら、
まずは同じ世代の仲間と、自分の強みに気づく場に参加してみませんか?
私たちが開催している【ミドルシニア世代キャリコン応援 読書会】では、
-
自分の人生経験の意味を見つける
-
どんな相談者と相性がいいかを知る
-
実践のヒントや仲間との対話を通じて背中を押される
そんな“対話の場”を用意しています。
おわりに──あなたの人生は、誰かの希望になる
あなたが「何もしていない時間」だと思っていたその期間も、
悩みながら働いた日々も、
誰かにとっては「背中を押される言葉の源」になります。
ミドルシニア世代だからこそ、
キャリアコンサルタントとして支援できる人が、必ずいます。
一緒に、その“誰か”に出会いに行きませんか?
📖 イベントお申し込みはこちら
👉 ミドルシニア世代キャリコン応援 読書会イベント
投稿されたコメントはありません