第5回:役職定年が怖い?──チャンスに変えるセカンドキャリア戦略

「あと数年で役職定年…どうしよう」
「役職が外れたら、自分に何が残るのか不安」
50代半ばを過ぎた頃から、
そんな不安が頭をよぎり始める方も多いのではないでしょうか。
特に、会社人生の多くを管理職として過ごしてきた方にとって、
役職定年は“実質的なリストラ”のように感じられることもあるかもしれません。
ですが今、役職定年後を新しいスタート地点と捉える人たちが増えています。
そして、キャリアコンサルタントという資格が、
そのセカンドキャリアの鍵を握ることもあるのです。
役職定年の「喪失感」の正体
多くの方が役職定年に対して感じる喪失感。
その正体は、「肩書き」や「権限」を失うことにあります。
-
会議で発言しても以前ほど影響力がない
-
管理職手当がなくなり、収入が減る
-
人が自分に指示を仰がなくなる
つまり、「自分の存在価値」が下がったように感じるのです。
でも、それは**“今までの価値観”での見え方**に過ぎません。
「肩書き」から「人生経験」へ価値を移す
ミドルシニア世代がこれからの人生で活躍するには、
**“誰の下で何をやってきたか”よりも、“自分は何を伝えられるか”**が問われます。
そこで力を発揮するのが、キャリアコンサルタントとしての役割。
-
自分と同じように将来に悩むミドル世代を支援する
-
これまでのマネジメント経験をキャリア教育に活かす
-
会社に依存せず、自分で選んだ場所で価値を発揮する
こうした活動は、**「人生の棚卸し」と「新しい価値の再定義」**から始まります。
役職定年後の人生に活きる“キャリアコンサルタント”という選択肢
キャリアコンサルタントは、企業の外にいても、個人でも活動できる資格です。
● 自分の経験を“誰かの働き方支援”に変える
● 働きながら副業として、キャリコン活動を始める
● 定年後に自分の知見を地域・学校・中小企業で活かす
会社を離れた後も、**「自分で仕事を作れる力」**は、
これからの人生において非常に強い武器になります。
「今さら無理」ではなく、「今からだからこそ」できる
「もう年だから…」「実績もないし…」
そう思ってしまう気持ちも分かります。
ですが、50代・60代には、
-
社会人としての積み重ね
-
多様な人間関係
-
失敗と成功の両方を知る経験
があります。
これは、若手には決して持てない“人生の厚み”です。
キャリアコンサルタントというフィールドでは、
それが最大の強みになるのです。
まずは、“自分の棚卸し”から始めてみませんか?
キャリコンとして活動を始めるためには、
まず自分のキャリアや人生経験を振り返ることが欠かせません。
それをサポートする場として、
私たちが開催する【ミドルシニア世代キャリコン向け読書会】があります。
読書会では、
-
本を通じてキャリア観を深め
-
対話を通じて気づきを得て
-
仲間と一緒に“自分のこれから”を考える
そんな機会を提供しています。
おわりに──役職定年は「終わり」ではなく「始まり」
これまでの会社人生が一区切りつく。
それは、新しい人生の物語を自分で描き始めるタイミングです。
役職定年を「不安」にするか「チャンス」にするかは、
あなたの視点と行動しだい。
キャリアコンサルタントという資格は、
その一歩を後押しする“人生の道具”になるかもしれません。
一緒に、自分の価値を見つけ直す時間を持ちませんか?
📖 イベントお申し込みはこちら
👉 ミドルシニア世代キャリコン応援 読書会イベント
投稿されたコメントはありません