第2回:資格を取っても書類選考に落ちる理由──ミドルシニアの壁と突破口

「せっかくキャリアコンサルタント資格を取ったのに、応募しても採用されない」
──そんな声を、私はこれまで数えきれないほど聞いてきました。
特に、50代・60代で資格を取ったミドルシニア世代に多く見られる悩みです。
ですが、それは決して“あなたの能力不足”ではありません。
書類選考に落ちる本当の理由を、冷静に整理し、突破口を探ることで、
ミドル世代ならではのキャリア戦略はきっと見えてきます。
ミドルシニア世代が書類選考に通らない「3つの理由」
「実務経験」の壁
多くの求人票には「キャリア支援経験〇年以上」などの条件が並んでいます。ミドルシニアが資格取得後すぐに応募しても、「経験がない」と判断されてしまい、門前払いになってしまうケースがほとんどです。
「年齢」の壁?──実は“応募分野のミスマッチ”かもしれない
一見「年齢のせいで落とされた」と思いがちですが、実は多くの場合、問題は**年齢そのものではなく「応募先との不一致」**にあります。
たとえば──
ミドルシニア世代のキャリアコンサルタントが、大学のキャリアセンターや若者支援の現場(ジョブカフェなど)に応募した場合、その支援対象(学生・20代、30代、40代の相談者)と応募者自身の経験が“かみ合わない”と
判断されることがあるのです。
つまり、評価されない理由は、あなたの年齢ではなく、求められている支援分野とのミスマッチ。
これを理解せずに「とにかく応募すればどこかに通るだろう」と思ってしまうと、空振りが続き、自信を失う結果になりかねません。
「応募書類」の“ズレ”
実は、履歴書や職務経歴書で自分の強みを十分に伝えられていないケースも多く見受けられます。
特にミドル世代は、「職歴の羅列」や「役職の高さ」にばかり意識が向き、“応募先が求めていること”とのズレが生じていることも少なくありません。
求人に落ちるのは、「あなた」ではなく「戦略」が悪いだけ
ミドルシニア世代の強みは、経験と人生の深みです。
ところが、それを「相手が欲しがる形で伝える技術」が不足していると、
せっかくの強みが“伝わらない”まま、チャンスを逃してしまいます。
つまり、問題は「中身」よりも「見せ方」
戦略を間違えれば、いくら素晴らしい経験も、評価されることはありません。
ミドルシニア世代の“突破口”は「応募」ではなく「創出」にある
実は今、ミドルシニア世代のキャリコンが、
“正社員として企業に採用される”というルートだけではなく、新しいキャリアの形を自ら創り出しているケースが増えてきています。
たとえば──
地域のNPOや行政との連携でキャリア支援活動をスタート
元の職場・知人を通じて講師や相談員として登壇
副業・個人事業主としてパラレルに活動を始める
最初から“完璧な就職先”を探すよりも、「小さな実践の場」を自ら作ることが、ミドル世代にとっての突破口なのです。
その第一歩が「読書会」──仲間と共に未来を描く時間
「自分に何ができるのか、まだわからない」
「何から始めていいか、整理がつかない」
そう感じている方にこそ、ぜひ参加していただきたいのが、
【ミドルシニア世代キャリアコンサルタント向け 読書会イベント】です。
📖 イベントページはこちら
👉https://peatix.com/event/4397798
この読書会では、
「人生後半の働き方戦略」について考えながら、あなたのキャリアを“見える化”し、一緒に突破口を見つけるサポートをしていきます。
応募ではなく、場を創るという発想の転換
自分の強みの見つけ方
伝えるための言語化トレーニング
こうしたヒントを、仲間と対話することで得られる読書会です。
おわりに──評価されないのは、「あなたのせい」ではない
書類選考に通らない理由は、あなたがダメだからではありません。
ただ「見せ方」「伝え方」「戦略」が合っていないだけ。
ミドルシニア世代に必要なのは、
「できない自分」「実務経験がないこと」に視点を向けるのではなく、
「できる自分」「ありたい自分」を再定義する視点なのです。
ぜひ、その第一歩を一緒に踏み出しませんか?
📖 イベント詳細・お申し込みはこちら
👉https://peatix.com/event/4397798
小さな一歩が、未来を大きく変えます。
イベント当日、皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。
宜しくお願いします。
2025年05月06日 19:43
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