【第9回:数字で見える安心――「収支計画書」で描く人生の土台づくり】

前回は、「未来年表」を使って、自分らしい人生を前向きに設計する方法をご紹介しました。今回は、その設計図を現実的に支えるために欠かせない「お金の計画」――すなわち『収支計画書』についてお話しします。
老後資金に対する不安は、50代・60代の多くの方が共通して抱える課題です。 「年金だけで生活できるのか?」 「病気や介護が必要になったら、どれだけお金がかかるのか?」 「もし長生きしたら、貯金が足りなくならないか?」
こうした不安は、漠然としているからこそ、心に重くのしかかります。けれども、具体的に“数字で見える化”することで、状況は一変します。
『私と家族の100年ライフ見える化ノート』には、「90歳までの収支計算書」を作成するページがあります。これに取り組むことで、以下のような気づきが得られます:
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今の生活費がどれくらいかかっていて、老後はどう変化するのか
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医療や介護、住まい、葬儀にかかる費用の概算を把握できる
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年金や貯蓄、資産から、どこで不足が生じるかを事前に確認できる
ある方は、「漠然と不安だったけど、数字を出してみたら“何が足りないか”が明確になり、逆に気持ちが落ち着いた」とおっしゃっていました。
もちろん、計算が苦手な方もいるかもしれません。でもこの収支計画書は、完璧に仕上げることが目的ではありません。あくまで「見通しを持つ」ためのツールです。今後の方針を考えるベースになる“土台”をつくることこそが大切なのです。
ご夫婦で一緒に考えたり、子どもに状況を説明したりする際の「見える資料」としても、とても役に立ちます。
ワークショップでは、収支計画書の考え方や取り組み方をわかりやすく整理していきますが、このブログでも一つひとつを丁寧にお伝えしていきますので、ぜひ今後もお読みいただけたら嬉しいです。
次回はいよいよ最終回。全体のまとめと、見える化を通して得られる「人生の安心感」についてご紹介します。どうぞお楽しみに!
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