実家の片付けで見つけた「1枚の白黒写真」が、私の『親孝行観』を変えた話
このようなご経験はありませんか?
年末年始やお盆、あるいはふとした連休に実家に帰ったときのことです。
「そろそろこの辺、片付けないとなあ」
そうぼやきながら、押し入れの奥から古いダンボール箱を引っ張り出してみる...。
埃をかぶった箱を開けると、そこには少しカビの匂いと一緒に、大量のアルバムやバラバラの写真が入っていました。
「うわ、懐かしい!私が幼稚園のときの写真だ」
「これ、いつの旅行だろう?」
そんなふうに眺めていた私の手が、ある1枚の写真で止まりました。
それは、白黒の小さな写真。 若き日の父の隣に、見たことのない女性が写っていて、父は今まで見たこともないような屈託のない笑顔を浮かべていました。
「.......これ、誰?」
母ではありません。
親戚のおばさんでもない。 リビングでお茶を飲んでいた父に、その写真を見せてみました。
すると、父は少し照れくさそうに、でも懐かしそうに目を細めて言ったのです。
「ああ、これは会社の同期だよ。よく仕事終わりに屋台で飲んで、日本の未来について語り合ったもんだ」
その瞬間、私はハッとしました。
私の知っている「お父さん」は、いつも家で新聞を読んでいる静かな父親です。 でも、この写真の中にいるのは、「若くて、野心があって、青春を謳歌していた一人の青年」でした。
■私たちは、親のことを「親」としてしか見ていない
当たり前のことですが、親にも「親になる前」の人生があります。
学生時代、どんな音楽が好きだったのか。 どんな夢を見て、どんな挫折をして、どうやって母と出会ったのか?
私たちは、親の人生のほんの一部、「私たちが生まれてから」の時間しか共有していません。
氷山の一角しか見ていないのに、「親のことはよく知っている」と思い込んでしまっているのです。
■ 記憶には「消費期限」がある
「その話、もっと詳しく聞かせてよ」
私がそう言うと、父は驚いたように、でも嬉しそうに昔話を始めました。
その時の父の顔は、最近の「老いた父」ではなく、写真の中の青年のように生き生きとして見えました。
もし、この写真を捨ててしまっていたら...。
もし、父の記憶が曖昧になってしまってからこの写真を見つけていたら。 この「物語」は永遠に失われていたでしょう。
実家の片付けは、ただモノを捨てる作業ではありません。
埋もれていた「家族の歴史」を発掘する宝探しなのです。
■ 「いつか」ではなく「今」残そう
親が元気なうちに、昔話を聞く。
それは、高級な旅行や食事をプレゼントするよりも、親にとって嬉しい「心の親孝行」になるかもしれません。
けれど、忙しい日々の中で、じっくり腰を据えて話を聞くのは意外と難しいもの。 「何を聞けばいいかわからない」 「照れくさくて真面目な話ができない」 そんな悩みを持つ方も多いはずです。
もし、あなたも実家の片付けで「気になる写真」を見つけたら、それをきっかけに親御さんに話しかけてみませんか?
そこには、あなたの知らないドラマが隠されているはずです。
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