還暦・60歳で始まった父母の介護。「自分も還暦」という事実が招く、肉体・精神・経済の三重苦
連載第6回目のテーマは、55歳〜65歳という「人生の転換期」に直面する介護のリスクについてです。
2023年3月、私が父母二人の同時介護(ダブルケア)の当事者になった時、私は60歳、個人事業主として活動していた時期でした。
世間では「老々介護」というと、70代や80代同士をイメージするかもしれません。
しかし、60歳(還暦)を迎えた身で行う介護も、実質的には「老々介護」と変わらない、いや、将来への不安が大きい分、それ以上に過酷な現実がありました。
① 肉体の悲鳴:60代の体は「無理」が効かない
55歳〜65歳の皆さん。ご自身の体力を過信していませんか?
「親のためならなんとかなる」 私もそう思っていました。
しかし、現実は残酷でした。
・仕事のスケジュール調整
・父の病院や介護施設とのやりとり
・買い物や家の清掃、洗濯
・ケアマネとの打ち合わせたヘルパーの対応
・親戚とのやりとり などなど
その結果、疲れがどんどん蓄積していきました。
② 精神と仕事の板挟み:「代わりがいない」プレッシャー
当時、私は個人事業主でしたので、会社員のような「有給休暇」もなければ、「代わりの同僚」もいません。
「自分が働かなければ、収入はゼロになる」
このプレッシャーの中で、親の通院付き添いや急変対応をこなさなければなりませんでした。
父母の家と自分の家の往復
集中力が途切れ、納期に追われる焦り。
「プロとして仕事を完遂したい」というプライドと、「介護で時間が取れない」現実の狭間で、精神は限界でした。
これは、会社員の方も同じだと思います。
50代後半〜60代は、責任あるポストにいたり、再雇用での立場の変化に戸惑ったりする時期です。
そこで介護が重なると、職場での居づらさを感じたり、居場所を失うことに不安を感じたり、社会から孤立する不安を感じるなど、精神的苦痛は計り知れません。
③ 経済的恐怖:自分の「老後資金」が溶けていく
そして、最も恐ろしいのが「お金」です。
55歳〜65歳は、自分の老後のために「最後の貯蓄」をする重要な時期です。
退職金や、コツコツ貯めた老後資金。
それが、親の介護費用として、穴の空いたバケツのように流出していくのです。
「親の費用は親のお金で」と思っても、介護が長期化すると、長男である私が立て替えるしかありません。
通帳の残高が減るたびに、私は恐怖を感じました。
「このお金は、私たちの夫婦の老後を守るためのものなのに...」
「親を見送った後、私たちの老後資金はどうなるんだ?」
親への感謝よりも、「自分の未来が食いつぶされる」という黒い感情が湧き上がり、そんな自分に自己嫌悪して、強い不安や絶望感を感じる夜もありました。
55歳〜65歳だからこそ、「防衛戦略」が必要
この世代の介護は、気合や根性では乗り切れません。
自分も高齢者に片足を突っ込んでいることを認め、戦略的に動く必要があります。
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肉体を守る: 時には休息をしっかりとる。介護サービスを活用する
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経済を守る: 計画的にお金を使う。節約する
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心を守る: 気分転換をする。自分を責めない。人と比べない。
私たちのオンラインサロン『介護・終活 相談コミュニティ』には、同じ悩みを持つ50代・60代・70代の仲間がいます。
個人事業主の方も、定年前後の会社員の方も、抱えている「将来不安」は同じです。
共倒れする前に、ここで「自分を守る術」を一緒に考えましょう。
次回は、離れて暮らす親の「異変」に気づくためのチェックポイントについてお話しします。
📣 50代・60代の介護の準備と乗り越え方を一緒に学び、一緒に考えます。
あなたの人生も、まだこれからです。
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