「無料相談で終わらせないために──“選ばれるキャリコン”になるための価値の伝え方

「無料で話を聞いてもらえて助かりました!」
…で終わっていませんか?
キャリアコンサルタントとして知人やSNS経由で声がかかるようになると、
最初に多いのがいわゆる「無料相談」。
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一度は丁寧に対応したけど、そこから音沙汰なし…
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結局“いい人”で終わってしまい、仕事にはならなかった…
そんな経験、ありませんか?
実は、無料相談で終わるかどうかは、「最初の言葉」と「最後の一言」で決まることが多いのです。
1. 無料相談は“試されている時間”
相手はあなたの専門性や人柄を見ています。
つまり、無料相談は“お試し面談”ではなく“信頼構築の入り口”。
💡ポイントは「その30分が、何の役に立ったか」を感じさせられるかどうか。
ただ話を聞くだけで終わると、
「話してスッキリしました!ありがとうございました!」で終わってしまうのです。
2. “価値”を感じてもらう3つのコツ
① 最初に「面談の目的」を確認する
「今日はどんなことで悩まれていますか?」だけでなく、
「この30分でどんな状態になれたらベストですか?」と聞いておく。
👉 これにより、相手は“ゴール意識”を持って話せます。
② 面談中は「問い」で導く
アドバイスを一方的にするより、
「そのとき、どうしたいと感じましたか?」
「それが叶ったら、何が変わりますか?」
など、考える質問を投げることで「この人に相談する意味がある」と実感されます。
③ 最後に“未来への提案”を添える
「今後こういうテーマでじっくり整理していくといいと思います」
「●回のステップで進めていけますが、どうされたいですか?」
など、“継続の選択肢”を提示することで、相手は自然と次を考えるきっかけになります。
3. 「価格」より「納得感」
お金を払って相談してもらうには、
“価値”より先に“納得”が必要です。
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なぜこの人に頼むのか
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自分の状況がどう変わるのか
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時間とお金を使う意味があるのか
これを感じてもらえた時、
相手は自分から「次もお願いしたい」と言ってくれるのです。
4. 無料相談は“仕組み”にしておく
「無料相談は一生懸命やっても報われない」と疲れてしまわないためにも、
以下のように“枠と流れ”を決めておくことが大切です。
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1人30分/月●枠まで
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Zoom or 対面(初回限定)
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無料相談後、継続希望の方には面談メニューをご案内
👉「無料で全部やる人」ではなく、
👉「きっかけをくれる信頼できる人」になることが理想です。
5. 不安なあなたへ──読書会という練習の場
「無料相談の最後に“提案”なんてできない…」
「面談中、どこで“仕事の話”につなげていいか分からない…」
そんなあなたのために、
私たちは「実践練習ができる場」をご用意しています。
📚ミドルシニア世代キャリコン応援【読書会】
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等身大のあなたでOK
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同世代だから“安心して練習できる”
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他の人のやり方から学べる
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発信、面談、言葉選びまで“みんなで磨ける”
まとめ
無料相談を“いい話で終わる”場にしない。
そのためには、価値を伝える工夫と継続の選択肢を言葉にすることが鍵です。
あなたの経験や言葉が、誰かの人生を動かす瞬間がきっとある。
その第一歩を、読書会で一緒に準備してみませんか?
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